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たまにはマニュアルどおりにやります
- 2018/05/18(金) 19:32:28
E24型というやたら長命のキャラバン。
しばらく時期を伺っていたオーナーが満を持して噴射ポンプO/HのGOサインをくれました。
長命なだけにサービスマニュアルは十回以上追補版が出ていて合うのを選ぶのが大変。
これは取付位置が可変式なので噴射時期を正確に合わせてねという指示のページ。
1/1000mmレベルを要求してますがやってみると(いややる前から)どうゆうつもり?って感じです。
それ用のねじを外した穴にダイヤルゲージという認証工場必須アイテムで計測しますが
これは降りてるポンプだからあーそうなのーって特段感慨もない。
実際には腹下からセルモーターとポンプのわずかな空間にかろうじてセット。
しかもセット用アタッチメントなんてないからゲージと穴のクリアランスをOリングで詰めてなんとか固定してる。
さらにはクランクを回すための41mmなんてソケットはないから自主製作。
高くはないけど買ってもたぶんこの車両以外には二度と使わないし。
大型トラックのハブナット用ならあるいは需要があるかもしれないけど付近が狭いからラチェットハンドルも何もはめられないと思う。
そもそもここを動いたかどうかわからないくらい回しただけで1/1000どころか1/100くらいすぐ変わっちゃう。
そこをじわじわ慎重に回しながら最少リフト位置を探してゼロ点調整ののち、一旦逆回転させてから圧縮上死点まで正回転させて数字を読むというダンシングヒーローの振りを練習しといてよかったって感じの体勢を要求される。
もっと言えば業界で一般的なダイヤルゲージって目盛は1/100単位。
そこは人並み外れた読み取り能力とイマジネーションに妄想力でキメるから大丈夫。
ただ、仮固定した可動部を本締めしたら微妙に狂う不安があって何度も確認。
トヨタなんかはエンジンとポンプに付いてるマーク合わせればいいようにポンプ屋さんがキメてくれるからこんなことしたことはない。
試運転はいい感じでしたが暖機後にアイドル回転を微調整しようとしたら完全に付けた運転席とその下のフタをまた外さないと出来ないと発覚してちょっとブルーティアーズ。
何回もやってるからさすがに我ながら速かったけど。
決まったあとはこんなカンジ。
実は慣れない作業だったんで朝起きる前にすでに夢ん中で上手くいかないシュミレーションしてましたとさ。
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