割とライトなマフラー修理一部始終

  • 2016/10/18(火) 16:01:32

どうも。マフラー修理はしますがマフラー製作は出来ない半端な工場トッカリモータースです。
未だに電話が来て断るのに無駄な時間を費やしてます。

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マフラー異音のプリウス30型。
排気漏れのそれではなく、ガラガラいってます。



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ここ、車体にゴムで吊られるそのステー。
そうは見えないがこう見えてもげてる。


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ね。別に話のネタに私がもいだわけじゃありません。
もげてるけどゴムの力であるべき位置にもどっちゃうの。
だからエンジンかかるとその振動でパイプと当たってガラガラいうの。



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税別¥20000-程度と見積もってご許可いただきました。
あと数千円足せばヴィッツやフィールダーのリヤマフラーなら新品が買えちゃいます。
自分でも「安いだろ?」とは思わないので
多分御イメージされるより手間がかかってる的一部始終をお見せしましょう。

まずは上方の作業スペースを稼ぐべく、全体を車体から離したいからゴムを外す。
でもそんなスポッとはいかないからシリコン系スプレーで潤滑。
何でもかんでも油系の浸透(ろくにしないけど)潤滑剤じゃない。


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条件のいい部位は棒でアオる(こじる)



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アオりづらい部位はこうしたり。



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下げれば下げるほど上方の作業環境は良くなるけれど
角度をつけすぎて途中についてる可動式ガスケットを痛めちゃうと納期が延びちゃうから気も遣う。



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それでなんとか見える上方の接合部。



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切り口が元通りにフィットするかどうか確かめる。
悪くない。



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火を出したい切り口の地肌を出す。=電気を流れやすくする。



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装備を固める。
一旦始まったら顔も体も手も、ちっちゃな溶岩のしずくみたいなのにさらされるから。
たまに気を抜いて胸元から入ったりするとヤーオゥ!って跳ぶぞ。



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まだやらない。
車両の回路に溶接機の大電流がまわったときのためのクッション接続。
電気的養生をしないと後付けの用品がぶっ壊れる恐れがあるぞ。
以前、板金後に疑わしい事例に遭遇したことがあるので
当店で車上での修理の際は必ずやってます。



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何か近くにいるこっちも養生。



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やっと始まったらなんか出てきた。
ハイブリットだってガソリンエンジンがついてるから排気管内には水分たっぷりという実証。
のつもりはなく。



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下向き溶接は出来るだけ大電流で短時間のほうが見た目が良く出来るんですが
とけ落ちて穴が開くリスクもついてくる。



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気を取り直して穴を塞いだり陰のほうもくっつける。



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でろーんと垂れちゃったのはカッコ悪いから



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最小限で削り落とす。



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削ったら発覚した巣穴がカッコ悪いからまた盛って削る。



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さらに、いつまで取っておくんだ?的端材ボックスから補強金具をチョイス。



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きっとこれがいい。



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ここに追加。



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まだつけない。パイプにフィットさせる処理。



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こうなる。



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下向き側は水はけ事情を考慮してつけない。



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塗る。余計なとこに銀色が飛ぶとカッコ悪いから地味に養生して。



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どうせだから直してないステーも塗ったる。



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もう思い残すことはない。
これで万一、後日今回と関係ない所がもげても自信持って突き放せる。説明出来る。


以上、リフトへのセットやらのはしょった作業も含めて結果税込¥21600-でした。
ちなみに料金の設定方法の要素として普段考えるのは
①見込まれる所要時間と難易度
②新品・中古採用時の金額
③お客さんの事情(時間的・経済的・他)
④当店の事情(先の予定に割り込まなきゃならないとか一旦リフトを空けなきゃならない等)

ちなみに②に関しては
新品でやると10万だから5万はとれるぜイエイ!という方向ではありません。
新品が3万なのに2万もらってやるのはどうなのよ?ってことです。
本件では新品採用だと軽く10万超えらしいので
私にとってこれなら割にあうでしょうと設定した金額が新品採用の1/5だったという結果に過ぎません。
あと、③より④を重視します。「来月乗りかえるんだよね~」とか言われたらもうイヤです。

マフラーに限らずクルマに限らず、社会生活というものは全てにおいて相対性をはらんでいる。
いろんなもの、人、条件との兼ね合いつまり比較して選択することの繰り返しだ。
かのアインシュタイン本人だか弟子だかが言ったそうな。
「速いってなんだ。」
相対性の専門家にとって、例えば対象がクルマであれば相手が建物なのか他のクルマなのかあるいは別の何かなのか
ということはいちいちはっきりさせなきゃならない条件なのだそうな。

他に見つからないからたまたま見たブログで「腕が良さそうだ」とか言われて
いい気分でホイホイ仕事するイタイ人にはなりたくないと、日々精進しております。


























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