言うことを聞かない工場へようこそ。

  • 2015/05/12(火) 20:33:20

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ショック交換の工賃お問い合わせのエスティマ。
一応お答えしましたが「じゃーよろぴくご検討を~」って電話を切ることはまずありません。
<その目的はなんなのか>
根掘り葉掘り問い詰めると、かんねんして白状してくれたのは
「がたがたいって乗り心地が悪いのを何とかしたい」でした。

てなわけでショック交換は却下して
ひとまず見た目や触診上何かないか探ったところ
スタビライザーの取り付け具合にがたを発見。



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はしっこのほうはリンクと呼ばれる、両端関節つきのぼっこがショックとつながってます。
何のためについてるのかっちゅーとそりゃロールを抑えるため。
つまり車体が横揺れしづらいようにしてるってことでして
「冬場の悪路で横揺れするときに音がひどかった」という
お客さんの鋭い情報収集力によって得られていたデータとも整合します。



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ごついステーでゴムブッシュに抱かれたスタビライザーを固定する構造ですんで
多少のがたがあっても、普通に手でつかんでゆすったくらいじゃ気づきません。
「おりゃあー!!」
って感じで、しかも「おめーがたあるんだべ!?」という確固たる疑念をもってゆすると
それでも「うーん・・・多少あるかな?」ってことが多いです。



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でも実際はこんなに穴が大きくなっちゃってもう。


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裏っかわ。



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ここをゴムが包むんですが
錆びて磨かれて一回り細くなっちゃってたのも見たことあります。



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今ならまだ許せるレベルなので錆止めのためグリスアップ。
塗装したってなんぼももたないだろうし
ベアリングやシャシ用のグリスだとゴムを侵すので
ゴムにやさしいラバーグリスね。

ひとまずここの音はピタッと止まりました。
あとはご本人が納得するかどうか。
元々気にされていたショックだって全く万全ってわけでもないし。

異音修理は地道な点検と作業の積み重ねですが
多くの経験とそれらの記憶をフィードバックする能力が必要です。
乗り手側にも、発生条件や頻度といった正しい情報を作業者に与えるセンスがあったほうがスムーズですが
なくても手を変え品を変え白状いただきますのでご心配なく。
お金のかからない部分から手をつけるのもいい方法なんですが
なんかまだ・・・という可能性も十分承知のうえで進めていますし
一発で何か所も手をつけず、場合によっては段階的に進めるのは
本当の原因がわかったほうがスッキリするという私の事情もありますんで
どうぞお気遣いなくそのむねオーダーください。















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