発掘は進む

  • 2012/08/05(日) 22:43:12

我々修理業の者はいつも、納得してお支払いいただくよう努めます。
そのためには事前見積もりにGOサインをいただくことが前提となります。

しかしながら下見の時点で「これ・・・直して(お客さんの)利益になるか?」
というおおごとになりそうな場合、修理中止・乗換えも説明に織り交ぜます。

したがって、概算見積もりに時間をかけると今度は自分の不利益につながる恐れもあるので
少ない作業で想像力を働かせる必要があるのですが・・・



sv9.jpg

クランクシャフトが途中で引っかかって回せないので
バルブタイミングを診ようと思ったら・・・
正回転では点火タイミングのFマークあたりで行き止まり
逆回転では何もないところで。

マーキングしてみると、クランクのタイミングプーリーの3山くらいの範囲が
上死点付近でアクセス不能になっとります。




分解まえにバルブクリアランス(触診)からバルブの損傷はなさそうだと思いましたが
ロッカアームをカパカパに緩めてみます。

やっぱり変化なし。
サブロククランクなのでカムシャフトも一回転させてみたけど同じ。




ヘッドの上端面からバルブステム頭までの距離もみんな似たようなものですが
決め手がないので苦し紛れにEXポートからチラ見・・・
よくわからんけどガバッと開いてはいないな~

IN側も見たいな~でもなぜかINマニにサーモスタットが入ってたりして面倒・・・

ここで気づいたナイスな方法。プラグ穴からエアブローしたらどうよ!?

早速ゴム付ノズルのブルーポイントでShoot!

うお~かなり押さえつけてないと吹き返すくらいテンションがかかる・・・
=閉まってないバルブがあるとは考えづらい



もう出尽くした感があるので一服してたら
セルモーターやミッションは大丈夫だろうな?と天の声が
08056.jpg
お~いクラッチ踏んでくれ~

・・・変化無し

セルも外してみたけど・・・同じく


チラッ・・・
0805.jpg
そこのちっちゃい君、だいぶ悪いのかい?


最後にエンジンオイル抜いて異物点検を。
異物はなかったけど、ヴィンテージもんのガソリン臭ぷんぷんで
量も本来の倍くらい入ってました。

だんだん簡単な作業にさかのぼってんじゃん
勝ちを急ぐとたまにこうなります。

あとはバルブシートあたりか
クランクのメタルとかだと思われますのでここらで止めときましょう。
中古エンジンもたくさん出てくるでしょう。

「見切り上手は商売上手」なんて言うそうです

追記

今気づいたんですが
エアブローによる点検時吹き返さないように押し付けて加圧状態を保ったとき
キャブ入り口を手で押さえると微妙に漏れてくる感じがありました。
が、スロットルは全閉のままだったのでもしかしたら・・・
開けた状態でやってみる必要がありそうです。

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