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整備工場はどこまでやるべきか
- 2012/07/24(火) 21:48:46
自動車整備工場はどこまでやるべきなのか。
その前に、イチロー移籍、すごいですね。
かつての日ハムの監督・ヒルマンさんも「シンジラレナ~イ!」でしょう。
今日も頼むよマー君と勇んで観戦に向かったら
なぜか対戦相手のソフトバンクのユニフォームで登場!?みたいな
これが一杯やってる席だと
「おいおい!アメリカってのは何でもアリかい!?」
「まったくだ!これじゃ見直しどころかバンバン来るぜお酢ぷれい!?」
てなもんでしょうか。
(特にそこについての明確な意見はありませんのでご勘弁ください。)
自動車整備工場はどこまでやるべきなのか。
何のことかといいますと
ブレーキ踏むとゴリゴリいっちゃってるクルマが来たとします。
パッドがなくなってディスクがガリガリ君、ざっと見積もって4~5万かかるわけですが
A工場は見積もり出してGOサインをもらって即日完成、支払いも完了でめでたしめでたし。
B工場はというと・・・神妙な面持ちで切り出します。
「リフトに上げたんでいろいろ見えたんですが、他にもいろいろと・・・」
「あらら~だいぶヤバいのかい?」
「マフラー穴あき・ドライブシャフトブーツ切れ・ブレーキ引きずり・オイル不足(漏れひどい)etc
・・・などで、半年後の車検では今わかっている修理分だけで15万前後になるかと」
「今回の修理と合わせて約20万ってこと?」
「そういう計算になります」
「もうボディの腐りもきてるしな~この際乗り換えるほうがいいかな?」
「走行距離も13万キロ、ひとつの節目でしょうかね」
「別に大好きなクルマってわけでもないし乗り換えるか!」
おんなじクルマが別の工場に入ったという想定です。
ちなみにB工場は嘘は言ってません。
A工場で修理したお客さん、半年後にもお金をかければ車検とって乗れるでしょう。
しかし実は乗り換えてもいいかな?という気があったかもしれませんし、
遠出することもないし次は軽でもいいかな?という考えだったかもしれません。
極端な話、別にクルマがなくてもいいかもしれません。
実際、A+Bのような工場に愛想をつかして来られたお客さんもいました。
*A+Bとは・・・Aのように修理して支払いの段になってBのような説明を受けて仰天
何が言いたいかと申しますと、
修理屋は修理だけやればいいのか?違うんじゃないか?ということです。
クルマがないと困る人は多いと思いますが、用途はそれぞれです。
仕事で乗り回す=なきゃダメ・壊れちゃ困る・低コスト重視
休みくらいしか乗らない=なくてもいいかも・壊れたら直せばいい
クルマは宝物=ないなんて考えられない・こいつじゃなきゃダメなんだ!
私はあらゆるタイプの人に最適な対処をすべきだと思って仕事にあたりますが
そのためにはどのタイプに近いのかを知る必要があります。
なので知らない場合は最も緊急性があり選択肢も求められるであろう、「仕事で乗り回す」タイプに
対応出来るように頭を使います。
自動車整備士はクルマのお医者さんなんて言われることもありますが
決定的な違いは取り替えがきく/きかないですよね。
誰もがカラダあっての人生ですが
クルマってのはごく一部でかかわっているいちアイテムに過ぎません。
交通事故となるとごく一部なんて言えなくなりますが・・・
まとめると、修理屋だからって「修理遂行ありき」ではいかんよなということです。
販売やってないので修理断念ばっかりだと困りますが(汗)
・・・でもね、梅ちゃん先生ほど根掘り葉掘り訊くまではしませんのでご心配なく・・・
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