追い込み

  • 2017/08/28(月) 19:25:20

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出来た。
まる二か月、別に毎日さわってるわけじゃないけれど
こういう極上昭和車は預かってるだけで神経をつかうもんなんです。
他のお客さん5人にひとりの割合で思い出話やら生い立ち説明に花が咲くしい~



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一個は曲がって他も怪しい排気バルブは全部交換、
吸気バルブも当たりを加工屋さんでキメてもらったヘッドを載せたら



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それはそれは面倒なシム式すき間調整工程が待ってます。
簡単な足し算引き算で必要な厚さのシムを指定してオーダーするだけではありますが
昔なぜか足し引きを逆にしちゃって三日無駄にしたトラウマがあって何度も確認。
亀有エンジンワークスさんはそんなのも在庫持ってるステキな会社。



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怪しい型紙風なものはなんか作成したわけじゃなく



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目立つフタの塗装がはげてたのを塗った跡。



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あとはもうインジェクションだから調整もなんもなく終了。とはいかないもんで。
黄色いのはいじりたくなる気もわかるけど赤いのはあんましな。
ときどき「バボッ・・・バボッ・・・」とかいうアイドリングはその二つの兼ね合いをどうにかして
コンピューターにうまくまとめてもらいました。



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仕上げはオーナーにゆだねる試走&インジェクターのクリーニング。
作業中は丸見えになっちゃいたけどブラッシングってわけにゃいかない繊細な電気装置だから
当店においてはもう診るとこないぜーってときにダメ元といいながら体感率の高いヤツ。



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もう20年目前のヘタレ代車も発進のもさ~感がズバッ!に変わったぜ。あくまで発進時だけね。



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同じ代車、排気ガスがオイルっぽい青白い煙まじりだったんで
1年半くらい左の汚れ落とし系で様子を見ましたがいまひとつで
一瞬バルブシール交換を覚悟しましたが
ふと先のインジェクタークリーナーと同じメーカーの漏れ止め系を採用。
バルブシールからのいわゆるオイル下がりってのはヘッドから燃焼室への「漏れ」
言ってみりゃ内出血だから効くかもしれないしやっぱ面倒なんで
とか言ってたらひと月・実走150km程度で止まりました。少なくとも見た目には。
あとはどんだけ持続するのかですがしょせんそれが効いた相手はゴムだし
修理屋という商売的にはあがったりけしからん商品なんで多分売りません。



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やっぱり自撮り機能は必要だった。



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ん~



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オレの付き人。とか思ってんだべな。






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形跡

  • 2017/08/20(日) 17:49:01

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そんなつもりじゃなかったのに圧縮不足でヘッド外しになっちゃったカムリ。
先の記事でツインカムとか言っちゃいましたが車体にはDOHCと書いてました。
トヨタだからって昔からツインカムじゃないんですね。



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何をおいても一個だけバルブクリアランスが0.5mmとデカすぎたそこを見たい。
バルブや相手のバルブシートが減るとバルブクリアランスは小さくなるってのは解るんだけど
デカいのは不安しか感じないから。

吸排気系はついたままで取り急ぎ自作の道具でその一個を抜く。



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調整シムの収まるシートの穴の付近が傷だらけなのは車上でカムシャフトを外した時点で見えてたから。
人為的なもんじゃないとすれば、シムが収まってる穴から飛び出して暴れたってことで
書くのも恐ろしい「サージング」ってやつなんじゃないかと。
バルブって、開くのは機械的に強制的にタイムラグなしにだけど
閉まるのはスプリングの力に身を任せてるから遅れる危険があるのね。
ぶん回したい人はマツダかドカティだな。

遅れると言えば初期のルパン三世のオープニング。
ワルサ―のバレルがショートリコイルしてるのに気付いて興奮したのはいいが
未だに誰とも共有出来なくて最近幻覚だった気もしてきた。





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ピストンの具合によってはこっから下もバラさなきゃいけない悪寒。
1個も4個も変わらんし。



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幸い元々彫ってある逃げ溝近くの変な傷にとどまってる。




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一個だけクリアランスが変だった排気バルブ。
光ってるとこはシートに密着してたと思われますが



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一周見るとこういうとこもある。
ドリルにはさんで回したら目で見えるほど振れてました。
ピストンにドつかれて曲がったのはもう疑いようがない。
圧縮は基準11、限度9のところ8キロでかろうじて燃えてたもよう。



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二重スプリングはそんなヘタレじゃないだろうから
回しすぎだけじゃなく手動調整式のチェーンのたるみもあったのかもしれないけど
いきなりバラシちゃったのが若干心残り。
ま、やることやりゃあ直るだろうから気にすんな。



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こいつにとっちゃ涼しくなってきたのか?事務所でごろごろが増えてきました。


数年前に入場自由の札幌西区オケの演奏で聴いて涙が出た曲。
区役所の、ステージも客席もない会議室みたいな部屋で数メートル先にコントラバスという状態で
音に飲み込まれるような特殊経験でした。これは残念ながら(?)札響。















お盆だってクルマは壊れる。猫も鳴く。

  • 2017/08/16(水) 17:37:23

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思わぬ事態で長期預かりのトヨタ。
たぶんこのオーナーしか気づいてないと思いますが最近バンバンテレビに出てます。
新型カムリのCM、真ん中でなぜかダートを爆走してる普通のセダン。
フラッシュゴードンのテーマは嫌いじゃないけど当時はなんでクイーンが?って違和感だった。
でも気にし始めたきっかけはメトロポリスっていう無声映画をロックでリメイクしたやつだった。
高校のときクイーンの札幌公演(よく来たね)に行くってはじけてた黒沢君だっけ?元気かな。



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偉そうにど真ん中で爆走してるのには意味があります。
カムリと名がついた初めてのクルマだから。
でも当初はセリカのスピンオフ。
バネットセレナとかちょっと趣向が違うけどシティFitみたいなもんだ。



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実は見た目ほど普通じゃありません。
デカいヘッドはザ・ツインカム。
入庫のきっかけはそのバルブ周りが疑われる打音でしたが
アイドリングも不安定でプラグを見たついでに圧縮も見たらまさかの一発10キロ割れ。
お盆に集中して分解点検のはずが今年は意外に電話が鳴って後半やっとスタート。



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まだ原因も解ってませんが。

こんな昔のクルマを見積もりもなんもなく速く直せという人を差し置いて、来た電話には出てますが
このお盆休み中の電話はまず不発続き。
電話の時点でかみ合わないケースあり、来ても折り合わないケースありと。
しかもどれも今まで請けないとアナウンスしたような内容じゃないから
電話でも現場でもそれなりに真剣に話を聞いて時間を割いてるのに商売にならない。
なかなか難しいもんですな。



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代車のオイル交換中にマフラーの穴は見つかるし。
ちっちゃいほうの穴の近辺もすでに鉄板ペラペラと思われます。



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実は過去に私が中古材料で作り直したテールパイプ。
こんなほぼ直線じゃないのは仕事としてはまずやりません。
別に部品高くないし社外も出てるし。



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電気溶接だとボロボロとけ落ちそうだからガス溶接で当て板。



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あんなちっこい穴埋めるのにこんなに広がっちゃうんだから。
電気と違って時間もかかるしそれに見合うほどもたないと思うし。
だから仕事としては成立しないと思います。



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お待ちかね、猫。
こう見えておねだりです。



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お気に入りの場所にモノが置いてあるとむりくりもぐりこみます。
そもそもオレの椅子だが。



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気温があがるとだいたい床でダレてます。

てなわけで真剣に話は伺いますが無料相談所じゃないんでよろしくソンタック。







見積もりの見積もり

  • 2017/08/08(火) 19:27:10

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珍しく明るいうちに帰ったいつだか。
ま、昼でも夜でも家じゃほぼ窓辺にいます。
右のほう、ちらっと写ってる薄い青の花は植えてもないのに咲いたかわいいやつ。
釣鐘型の青い花とかで必死に調べたら「ほたるぶくろ」って名前もかわいい。



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しれっと遅れて更新してますが相変わらず写真がないもんで。
ツナギのポッケにはなんにも入れたくない。
カギ一個でも熱をもって体力を吸い取られる気がする。

これはごそんじエアラチェット。
チュイーンって音はすれども作動しないってあるあるなオーマイガー。
見えてるギザギザのとこは回るからチュイーンって鳴る。



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その相手、ガミラスATミッションよろしく遊星爆弾が地球を襲う遊星ギヤが減速しつつ動くはずが無反応。



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ここが偏芯してるから回転運動が往復運動に変わるワイパー機構にも似た構造。



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先の遊星ギヤの収まるベース部のギザギザは無事だが。



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と見せかけて裏はこんなだ。厚みとして4/5はなくなってる。
残ってる歯は本来相手のスプラインが届いてない余剰部だから残ったんでしょうな。



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だったらヘッド側のクリアランスを詰めて余剰部に届かせちゃえばどうよ。
たまたまあったウエーブワッシャー採用がちょっとプロっぽいと自画自賛だったが
3枚は多すぎて組めなくて平ワッシャー1枚抜きました。

書いてて気づいたけど単に裏返したほうがプロっぽかったか。



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ひとまず無負荷では動いた。
歯が4/5無い部品を替えればOKぽいという検証が出来たわけです。
現実には部品の供給はないし本体が元々安いからとどめ刺すまで使って買い換えますけどね。

これがクルマのどこかの装置なら、本来こんな感じで検証して見積もり出すのが望ましいのです。
つまり、見積もり出す前にすでになにかしら手をかけて作業してるのです。
手をかけるということはタダじゃないということ。
こんなふうに、見積もり出すための前段階で料金がかかることは少なくありません。
逆にいえば手をかけない無料の見積もりには「予想と違った」「追加が出る」といったリスクが伴います。
正確に現状を知るための投資は無駄とお考えのあなたには、当店は不向きかもしれません。



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気付かないうちになにせちょい触れで座るんで最初の一歩が危ないです。
ときどき断末魔の叫びが聞こえます。



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あくびの撮影は成功率低いです。



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あくびの始まりの変顔をハムナプトラと名付けました。