焦るんじゃねえ。エアコン修理。

  • 2016/06/17(金) 10:36:16

IMG_2824 (1024x768)
ご自分のクルマのこういうビューを目にすることはめったにないのではないかと想像しますが
この車両、異常にキレイです。
錆らしき錆がまるでない。探してもない。かといってノックスドールもシャシブラックもおそらくシャシクリアでもない。
これが初年度登録と登録年月日が同じ札幌のH2車とは現車を目の前にしても信じがたい。



IMG_2818 (1024x768)
そこから垣間見えるのはクルマという過酷な条件下で稼働する機械であっても
本来すべき管理とメンテナンスによってここまでもたせられるんだという事実。

その大部分を担ってきたであろう工場が二の足を踏んだというエアコン修理で
25年という時を経て「カムリプロミネントがトッカリモータースと出会った―」
というわけで金色の部品が怪しいのでその旨見積もってGOサインをいただきました。



IMG_2816 (1024x768)
コレね。これがもし生産中止だったら違う車種のを流用するとかてこずったかもしれないけど
それを理由に「出来ません」とは言いたくないしどうにかすると思う。それほどの極上車。




IMG_2811 (1024x768)
10年もたつとこんなコ汚いケースに収まっててそれ自体もカビっぽい埃っぽい冷却器から顔に向かって風が出ます。
フィルターを通して外気を取り入れるようになった近年の車両はだいぶマシですが
暑い車内で冷えた冷却器はビールジョッキよりよっぽど汗をかくしかつ日も当たらないという都合上
カビや水垢を培養するのに最適な条件が整っているのもかかわらず
パカッとカバーを開けて1時間で洗浄サービス完了♪という造りには大体なっちゃいないという
知らなきゃよかったクルマの実状。



IMG_2815 (1024x768)
中身の冷却器本体はすっぽり入る容器が無かったので買って来て洗剤の湯で入浴させました。
間違って回路に水分が入っちゃいけないからパイプ出入り口にはキャップで厳密な養生。



IMG_2817 (1024x768)
いいかげん説明するのも聞くのも飽きてきたけどよー。
どっかが詰まったらこのフィルター内臓のタンクは信用できねえから同時に替えとけってんだコンチクショウ。



IMG_2814 (1024x768)
こんなもんで勘弁しろよな。黄色っぽくくすんでるのは多分断熱材のノリ由来の汚れだからよ。

ついでに機能してはいたけど怪しい音を発してたコンプレッサーもリビルト品ゲットで交換し
無事冷たい風を手に入れたわけですが今年の札幌の6月は寒い。やらなきゃよかった(ウソ)。

以上、たいして難しい話じゃないのに通ってた工場で渋ってたのは
一発で決めようと考えると揃わない部品がいくつかあるから。
私としては、今回は冷えない原因が「ガス不足」と「回路の詰り」の二種類存在すると思われたので
事前に漏れが「急速ではない、微量である」ことを確認したうえで
ひとまず効かせることを優先、ガスチャージ時にはあとで漏れたら痕跡を残す薬剤も同時投与することにより
後日漏れて効かなくなっても発見を容易にする措置で二段階で修理しましょうと。
とっても運が良くて今回脱着した部品や関連パッキンが原因だった場合はこれで終わりだし。

というわけでエアコン修理は無理して一発で決めようとするということは
良くても悪くても替えなきゃならない部品がどうしても必要になります。
いろんなやり方をご提案しますのでどうぞご相談ください。




IMG_2791 (1024x768)
ま、どうにかなるって。
















スポンサーサイト

見積もり・その方法

  • 2016/06/05(日) 10:15:26

IMG_2696 (1024x768)
贅沢にも、後部座席用にもクーラーがついたクラウン。
つまりガスパイプがトランクあたりまで延びてて冷却装置がついてます。
途中、燃料タンクわきの低いとこを通ってるのが災いして穴開いてしまいました。



IMG_2695 (1024x768)
足回りやデフが組み込まれたメンバーなんて言われる骨組みの間をくねって
トランクの床から室内に入ってるのでたくさん部品をどけないと交換出来なさそう。
事前のディーラー見積もりは2万なんぼというかなり良心的工賃。



IMG_2691 (1024x768)
あと、Fホイールにグリス汚れがあるということでこれの見積もりももらったそうですが




IMG_2690 (1024x768)
どうやら反対側は見積もってない。なんでこういうことが起きるのか。

忙しいのに見積もりさせるだけさせて結局来ない人が多いからそれほど真剣に見てないとか
現場経験豊富なフロントマンが記憶をソースに机上見積もりなのか。
そうだとしてもおそらくは、「これがファイナルアンサーじゃないですからね」と加えてるはず。
逆に言えば実際依頼したらなんぼ追加が出るのかわかったもんじゃないとも言えるわけです。

なので当店では少なくともリフトを使う見積もりのときはいくらか料金をいただきます。
そのかわり自信のもてる調査結果が得られた場合はまず追加作業を出しません。
エアコンに関してはそううまくはいかないことが多いのでラッキーな場合&最悪の場合も想定してお伝えします。



IMG_2693 (768x1024)
とうわけで現実的な見積もりはディーラーのものをはるかに超えましたので
オーナーのご意向でこうしました。



IMG_2692 (768x1024)
リヤクーラーと普通のエアコンのガス配管はつながってるので、どこが漏れてても全部効かなくなっちゃいます。
なのでリヤクーラー封鎖で普通のエアコンの作動確保。
青いキャップはパイプ改造中に回路へ空気(=湿気)が行かないようにする措置。
こんなんでは気温によっては作動中タイヤの空気圧の10倍近くまで上がる回路の遮断は無理。




IMG_2761 (1024x768)
変わって、70系のランクル。
去年冷えなくなったときに仕込んでおいた蛍光剤が微妙な形跡を残してくれたのがここ。


IMG_2762 (768x1024)
肉眼では何ら異常ないのも紫外線照射でこういう色に。
でもパイプを抜くときに引きずってきたという可能性も否めない。
そんくらいのわずかな反応。



IMG_2763 (1024x768)
抜いたパイプ側。
だんだん確信が高まってくる。



IMG_2765 (768x1024)
もう間違いないでしょう。
この取付ボルトはガス回路から1センチは離れてるから。



IMG_2766 (1024x768)
穴のほうの指触りがザラザラなのでコレ。スチールウールでクレンジング。
エンジン型式打刻が不鮮明なときなんかにもサンドペーパーよりソフトで安心。



IMG_2711 (1024x768)
変わって、これも見積もり段階で気を遣ったケース。
4WDじゃないリヤ足回りのブッシュ破損。



IMG_2710 (1024x768)
これもディーラー見積もり済。
ちゃんと見てくれたようでブッシュが抜けない可能性を考慮、ごっついアームごとやりましょうと。
確かにこれはビビる。



IMG_2709 (1024x768)
かといってもう後回しには出来ない状況ですが
オーナーは春の車検の直後に同じ工場から十数万の見積もりをよこされたのにご立腹だそうですよ。
なんでそうなっちゃうかな。



IMG_2714 (768x1024)
まあやってみりゃ結構どうにかなるでしょ。



IMG_2703 (1024x768)
普段の精進といいますかフォースといいますか、がっちり接着されてるゴムと枠が錆びててあっさり剥がれました。
あとは残ったもはやペラペラの頼りない枠を右腕にビルトインされたサイコバーナーで切断。
ペラペラとはいえ錆びも加わって叩いたんじゃ動かないそれなりのテンションを解放。



IMG_2704 (1024x768)
そして正しいリムーバーを見つけられればあとは大丈夫。



IMG_2713 (768x1024)
良く見るとキレテナーイ。
だってアームまで切っちゃうとあとの祭りだからそりゃビビるってもんで。



IMG_2752 (1024x768)
アイルビーベアーック(エブリデイ)



IMG_2753 (1024x768)
プシュー・・・