エアコン修理だからってガス漏れとは限らない札幌。

  • 2015/06/30(火) 19:30:37

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エアコンが冷えないということなんですが、ガスが6kg/cm2と充分な数字なのに
コンプレッサーも電動ファンもONしないという時点でいやーな感じ。
せっかくついてる自己診断機能も何ら異常を示さない。
どうもこのスイッチ群の裏にあるエアコン用コンピューターあたりが不安。

MH21Sなんて型式の、どんな中古部品も難なく手に入りそうなワゴンRというのが救いだな。
めでたくもそのときは割と楽観的。



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不安て言っても何となくじゃなくて
めったに使わないオシロスコープでこんな波形を観測しなきゃならない、めんどいシステム。
しかもそんないわゆるシリアル通信線が何本もあって別のコンピューターを介して最後には
エンジンルームのエンジン用コンピューターがやっとコンプレッサーに指示を出すという
もう仕事なんかしてられないって感じのイベントだ。

その過程で無信号の線が3本もあってやっぱエアコンコンピューターだべ?ってことで中古・新品とも調べたらね・・・
どっちもないのよ。
10年も経ってないのに新品もない(生産中止)ってひでえメーカーだな!?って驚いたら
メーカーオプションの「ホットガスシステム」がついてるからみたい。
普通は冷やすためのガス、圧縮すると高温になるのを利用して水温が低いときもヒーターを効かせちゃうって装置。
現在はどの車種も設定すらない、失敗システムのようだ(オーナー談)・・・



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ここまでまる3日かかってるんで「部品がないからスミマセン。」は厳しすぎる。・・・私が。

シリアル信号なんて作れないから目をつけたのは、ノーマルのとカプラーの形も端子配列もほぼ同じという事実。
そして実はノーマルだと、複雑な信号のシリアル通信ではなく単純なON/OFF信号で指示を出してるということ。
写真のワニグチクリップのついた白い線は
ノーマルにはあって現車にはないそのON/OFF信号線。



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針みたいな端子に刺さる極小なメス端子は
同じスズキの捨てるしかないのに捨ててないイカレタエンジンの配線からゲット。

何がしたいのかちゅーと。
現車では「空き」になってるカプラーのその相手、つまりコンピューター側にはオス端子がちゃんとあるのが確認出来たんで
ひょっとして信号出力も無駄に出てるんじゃないの?と。
だとしたらそれを使えば少なくともエアコンだけは動くんじゃないの?と。
オプションを動かすために制御内容は変えてるだろうけど、
基盤そのものはコストかけて新造なんかせず同じなんじゃないの?と。



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腫れ物に触るようなA/Cスイッチポチ→思惑通りというよりはまさかのコンプレッサー&電動ファンON。そして冷風が。

だからといって動きっぱなしでは室内に氷の塊が出来ちゃうし(本当)
異常に高圧になったときホースが破裂するかもしれない。
でもどっちも強制再現テストクリア。

フォースイヤーである2015、信ずれば1回くらいは降りてくるのかもしれない。

見た目変わったのはわずか線が1本増えただけですが税込4万弱。
5日も費やしてますが、たまたま訪れた青森の一級整備士の知恵も活用してますが税込4万弱。

てことでエアコン不調は無駄にガスチャージするまえにジェダイ(気取り)な工場にどうぞ。
・・・やっぱりR2-D2(気取り)にしときます。











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エアコン修理は未来を見据えて。

  • 2015/06/15(月) 10:21:07


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こちら札幌市西区トッカリモータース。
今期もそろそろエアコン修理のご相談がちらほらな感じであります。

最初の工場ではガス補充を試みたけれど入っていかないからどこかの詰りかもとの見解で
ざっくり10万くらい覚悟しとけよって言われちゃったフィールダー。

これは始動前ですが見る限り足りなくもないような。



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それはそうとして低/高と二本接続するホースの高圧側つなぎ口が手も入らないこの奥なのに



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グリルを浮かせてスペースを稼ごうとすると緩める必要があるビスが
ここまでしないと固くって回らないって事実から察するに
ガス補充のみならつなぐ必要ないからってことでスルーしたべあんた。



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高/低ともに情報がそろって初めて診断可能なのは血圧だってそうでしょ。



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エンジン始動・エアコン最大クールでファン全開。

せめて赤いとこまでは行ってくれなきゃ冷えないわね。
ずっと見てると低圧側はさらに下がって、安全装置が働いちゃってコンプレッサーが止まっちゃう。
止まるとガスが戻ってきてまた動く。の繰り返し。



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補充の最中。
確かに入りづらいような気はする。
そういうときはエンジン回転を上げてみる。



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結果こんな感じで冷えてるわけなんですが
足りなかったのはどこかに漏れがあるからに違いないので
すぐにはわからなくてもその形跡を残してくれる蛍光剤も入れときました。



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しかしガス缶も切り離したアイドリング状態だと
いつの間にか高圧が下がって低圧が上がりぎみ。

さっき見た写真じゃねーのかって?合格。よく気付いたな。

言いたいのはね、こりゃアイドル時は加圧不足であって
「どこかの詰り」って診断はどこ見て下したのよこのスットコドッコイってことね。
まあ多分高圧側は繋いでなくて見てもいねーんだろうけどよ。



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ま、ひとまず綺麗な状態での入庫はあまりないフィルターを外してみたりして風量確保。

あ、葉っぱはたいして問題ないんですが
ひだひだの隙間に詰まってる接写禁止のホコリやらなんやらが詰まらせております。



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アイドリングでのラジオ上方の吹き出し口。
外気温20度でこれはぬるい。



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こんくらい吹かしてみると。
走ってるときはだいたいこんなもんでしょう。



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みるみる下がってこんな感じ。
手をかざすと、数字からイメージするよりもっと冷たく感じます。
人間の温度センサーってすごい。



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結局どうしたらいいってのよ。

疑うのはこのガスを加圧し循環させるコンプレッサーという名のポンプ。
ちょっと錆びてるのは水でというより電気式のクラッチのそのディスクや金属プレートの摩耗カスかもしれないし
本体内部の摩耗による機能低下かもしれないけれど
どちらか判別する手立てがない。

もっとも、クラッチ単品とクラッチ付のまるごとリビルト品が値段的に大差ないので
わざわざ判別するまでもなくリビルトにしましょうよ。
でもそれとは別にガスが減った原因もあるはずなので今はまだお預け。
つまりこのままでも走ってりゃ冷えるんで乗ってみたら?
ここまでの部品工賃及び自信を持っての見解の合計は1万と5,6千円。

てな感じでご要望とこちらの手間とエコロジー事情を天秤にかけて(三つあるけどよ)
現実的なご提案をいたしますのでどうぞ。






























その修理その後。

  • 2015/06/07(日) 09:28:18

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ちょうど1年前に初来店いただいたオデッセイはこんな風なマフラー修理で
渾身の作業を得意満面に紹介したわけですが→http://umihyou.blog.fc2.com/blog-entry-237.html

普通に交換しちゃうと軽く10万超えなので3万くらいもらってやったわけ。
つまりやむにやまれずという事情のもと。
この際なので言いますが
テールパイプの向きを変えたいとかワンオフ製作とかなると
材料も設備も興味もないので勘弁してください。



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車検でまた来てくれた今回がこれ。
クルマにとって1年て長いですね。

電子機器やら高精度のベアリングやらエンジンミッションやらの集合体で
これほど過酷な条件で使われる機械が他にあるでしょうか。
炎天下にさらされ氷点下に凍え
時には舌を噛みそうな悪路の振動、時には飛行機に次ぐ速度での移動
車外はもちろん車内からも受ける湿気による影響
そもそもとても燃えやすいものと燃えちゃいけないものとが共存するという
なんと危うい奇跡的な存在。

車検の有効期間である「二年間」
「無事何事もなく乗れるように」ってのがいかに無茶な話であるか。
自分よりはるかにやわらかいものばかり切ってる包丁が
研がなきゃ切れなくなることを引き合いに出すのは整備士的にはそれほどお門違いじゃないかと。



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幸い錆びてるだけで補修の必要はないので耐熱塗料でお化粧直し。
いい買い物しましたね奥さん。



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時と場合によってなんか唸りを上げてるエンジン音の原因は
このベルトのテンショナー(のベアリング)と思われ。

ホンダってのはたまにこういう細かい部品設定があるので好印象。
でも道庁所在地サッポロ市内にパーツセンターがないってブーブー。



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ロックされず常に適正な張りを保つオートテンショナー。
ベルト交換は楽ですがプーリーを替えるとなると位置が定まらなくて難儀するんで



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そこらへんに控えてる助手におさえてもらいました。
頼れるやつらだぜ。

ベルトは替えるわけじゃないのでクランクプーリーなどから外れないよう
別な助手が微妙にテンションをかけて持ってくれてもおります。



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スバルのタイミングベルト交換で初っ端からつまづいたクランクプーリーの固ーいボルト回しには
そこらへんのなんかのアレで助手を生み出して事なきを得ました。



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ある日のしてやったり。

ハコスカのタコメーター、限りなく自然に社外品を収めたのはいいが
純正のパネルについてるパーキングのインジケーターがなくなっちゃったから
近くにあった穴にトヨタのメーターパネルから切り出したインジケーターをインストール。

これも元のが動かないんでやむにやまれず。
基本、ドレスアップ的仕事には全く興味がありませんので
どうしてもってひとはやむにやまれず的事情をねつ造してご準備ください。







なんとなくたまたま。

  • 2015/06/01(月) 08:25:12

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年代ものだけど普通に使ってるダイハツ。
ガソリンのにおいがすることがあるっちゅうことです。

リフトにのっけてクンクンすると
この古臭~い燃料フィルターのあたりが微妙なんで交換。
当然ホースも古臭~いんで交換。
合わせて¥2000もいかないくらいです。



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こうと思ったら余計な時間をかけずサクサク進めるのが若さの象徴なら
時間をかけてもその作業に正当性を求めてしまうのが年の功。
というかいろいろ痛い目を見てきた経験から来る悲しい性。

水中加圧でぷくぷく来たんで自分的にはいいんですが写せないので



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わざわざ石鹸水でビジュアル的にアピール。
特別なんだからねっ!

ホースの差し込み部からではなく本体に亀裂があるようです。



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さらには、お客さんの調査による指示でチャコールキャニスターって部品も点検。
燃料タンク内で蒸発した毒であるガスを大気へ放出せず
吸気系統に吸わせて燃やすために一旦リザーブする一種のタンクですが
溜める能力の限界を超えるとここからやむなく大気放出する機能も持っています。



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こういうホースが刺さってまして



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フレームの穴に刺さります。
その穴は後ろのほうで別な穴により外と通じています。



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当然ながら本来、車内とは遮断されていますが
各所腐食による穴や隙間が認められるので
袋状の構造で全く見えないそのフレーム内部にも隙間ができちゃっててもおかしくない。



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外の隙間はコーキングにより塞ぐのは可能ですが



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本件に関してはそこは大して問題じゃなく
あくまで見えないフレーム内部の問題なので



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穴に刺さずこうしたほうが万全でしょう。
元々こんなんなってる車種も少なくないし
本来は単にギアボックスのブーツあたりとの干渉を防ぐ取り回しなのかもしれない。

などと遺跡からその意義を推理する的思考が働くとき
はたから見ると革ジャンに革ソフト帽で腰には鞭がぶら下がってるのかも知れない。
あるいは○○ジゴワッツで爆発した頭の白衣のおっさんか。

まああれだ、「なんとなく」とか「たまたま」では不具合が起こることも直ることもないべさ。


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それはそうと、去年の仕事http://umihyou.blog.fc2.com/blog-entry-266.htmlが錆びちゃって悔しいので
勝手におまけで塗っときました。恐れ入ります。