クルマなんてネットでなおるべさ。

  • 2015/01/29(木) 20:48:12

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こちらトッカリモータース。
困ったときはネットに頼ります。
たいがい、サクッと直っちゃいます。

BMWのⅤ8エンジン。
毎日入れなきゃいけないくらいエンジンオイルが減るから持ってきていいか?ってご近所さん。
いくら近所でも垂れ流しはアレなんで加入してるというJAFで搬送してもらいましたが
おじさん、普通にエンジンかけておろして工場前につけてくれました。
なんのために時間まで決めてリフト空けてシャッター開けたのよ。
おまけに距離控えたいからってボタン押して、ブレーキ踏んでるもんだからまたかけちゃうし。
雪のない夏場なら激怒だな。

ってまあ漏れてるのは確かなんだけど
何もないところからに見えるのでネットで教えてもらいました。



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片目のオバQみたいな穴のふたのパッキンがだめなようです。
ちなみに、「BMW735 オイル漏れ」とかアバウトな検索では永遠に教えてくれません。
さらには、私がいつも求めてるのはあくまで「写真」による「部位」の情報。
人の言葉の表現てあまりにもあいまいで、表現力の個人差や記憶違いといった可能性を考えれば
とても仕事で預かったクルマには採用出来ません。
同じ意味で、お客さん本人の訴えも話半分で聞いてます。

物理的に何が起こっているのかを理解できなければ、あるいは
確信に迫るレベルで想像できなければ
実行犯をどうにかしてもその上がまた何か仕掛けてくるかもしれません。




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パッキン新旧。
溝から外す際にばらけてしまったそれは、
空き缶に入れて振るとサイコロかと思うほど硬化しておりました。
試しにお客さんにも聴いてもらったところ喜んでくださいました。



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ボンネットを開けて見えるところは一通り目をやりますが
なんか全体がべたべたしてる。
何度もオイルを足したときこぼしたにしては広範囲すぎる。



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クーラントのリザーブタンクに穴が。
現代の国産には少ない、密閉式ならではですね。



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ガンダムのベルトを飛ばした固着ポンプは
ベアリングは現役で売ってましたがシールキットを探せず
大和のホワイトベースにたまたまもらってた情報にすがったところ
なんの見返りも求めずにあっさり助けてくれました。カッコいい。

写真は自慢のチューブ操作のアピールです。
自作紙パッキンも挟みますが自分も信じてないもんで。



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無事暖機テストも出来るようになって一見平和な場内ですが



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実はこんな劣悪な環境です。
ブレーキもクラッチもスカスカなんで外には出せないし。
作業自体はそんなに困難でもないですが
こういう悪条件に対処する手間もなんぼか料金に反映させてください。
そのかわり一旦請けたら全力で結果を出すべく動きます。

てなわけでしばらくさぼってすみませんでした(最後にかよ)




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OEMって素敵。

  • 2015/01/12(月) 17:10:07

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あれは昨年末30日・・・
クラッチペダルがスカスカに踏みごたえがなくなりクラッチも切れないという
スズキKEIワークスというめったに見ないクルマが緊急入庫。
オーナーは過去に別のクルマを入れてくれたことがあったので
なけなしの(笑)代車をお出ししました。
部品入荷は早くても一週間後と分かっていたので通常は出しません。
こんな小さな工場にリピートしてくれたんだから
なにかしらメリットがなきゃいけないと思うので。

普通にクラッチワイヤーが切れていましたが


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年が明けてワイヤーを交換後もなんだか重たいのでご本人に訊いたところ
最近重たいと感じてたとのことなのでいきなりクラッチO/Hに。
一番良くなかったのは、ワイヤーで動かすレバーのシャフトの半固着。
磨いて給油して良くなったものの、




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緊急事態発生。
入庫時に分かってたので手配済だったサイドシールが違うじゃない。
さすがに外してから気づくほどのアホではありませんが
なにせ作業開始が昨日の日曜日。
文句も言えないしとり直しも出来ないじゃない。
メーカーの部品センターは休みだし万事休す。
オーナーに説明したらがっかりのご様子が濃厚だったので、



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すぐそこのマツダにすがろうと電話。「すみません部品のことで。」
出たのはおねえさん。「お車はなんですか?」
ナニ!?ここでそれ訊くのか!?「えーとあのラ、ラピタです」(絶対怪しい印象)
替わったフロントの方は親切に調べてくださいました。
拒否られてもお門違いのお願いなので文句は言えません。
実はかつて勤めていた会社ではありますが合併とかでもう別物だし
まして誰もが素性を知ってるわけじゃないし。
マツダ部品がやってたのと出た人の器がデカかったWラッキー。



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こだわり派のオーナーも納得のWネーム。(重ね貼り)
OEMって素敵なシステム。



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宿題の白いモビルスーツはエンジン始動、実戦投入せよとの指令。
前に診た工場では無理とのことでしたが多分嫌だったんでしょう。
とりあえずダラダラの絶賛オーバーフロー中ですが



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幸い昭和の限られた年代にしかいないニュータイプなんで
私設タンクの点滴の高さを調節してフロートレベルを合わせてみました。
キャブ時代を知ってるひとなら知っている。
ガス欠してもすぐなら、とりあえずエンジン始動して10Mくらいは走れる。



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となりで手伝ってる量産型。



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「コイツ、動くぞ!?」



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喜んだのもつかの間。
実はウオーターポンプがロックしててベルトが飛びました(爆)



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また他に使いようのない治具が増えてゆく・・orz



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切れないクラッチ、マスターシリンダーにはブレーキ油を入れるべきですね。



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間違ってる粉を出してみましたが
エア抜きさえ出来ません。
実戦投入はまだ先になりそうだ。
ブライトさんにぶたれちゃうよ~・・・



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わたくしイチおしの冬のマストアイテム。
もう普通のスノーブラシには戻れない。
夏場はあんなにボデーのキズを気にしてるのに冬は無茶しちゃうアナタに。
塩竈から飛んできた箱に入ってこっそり販売中。


年中無休ったって部品あっての整備工場だべや。

  • 2015/01/02(金) 11:32:51

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みなさんあけましておめでとうございます。
確かな住所がわかっている方には年賀状を出したんですが
なにせ投函したのが大晦日の夜なんでいつ届くのかわかりません。

さすがにもう、出勤してはいるけど年賀状書きに専念だろーと気を抜いていた年末
一本のお電話が。「クーラントが漏れてるようだ。」
しかも2013の初来店もクーラント漏れで大修理、車検も入れてくれてそのひと月後。
原因はこのアッパーホースですが
劣化を見逃したのならそりゃ私の不手際と認めざるをえません。

あ、きれいに切れてるのは私の仕業です。



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裏っかわがこうだから。
時は平成26年12/30。当然部品入手は絶望的。
しかも代車はマニュアルの自家用くらいしかなく
ご本人、もう長いことATしか乗ってない。



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いつものすぐそこのホームセンターは開いてはいるものの、
狙ったブツは厳しそうなのでもうちょっと現場系に特化したお店でGETしたコレ。

正直こんな都合のいいブツは期待してなかったので
配管コーナーなどを彷徨いましたがああいうのは規格ってものがあって径が合うのがなく。
最後はもう頭から湯気が出るほど棚という棚を凝視しながら歩きました。
目からはビームが出てたと思います。
ちなみにホースの内径と同径のを見つけてもぬか喜びに終わります。



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あとづけの水温センサー用に売ってる部品みたい。
ちょっとカッコいいけどあくまで年末年始しのぎ用。



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ここで安心しないのが考える整備工場。

もっと根本の原因は、規定の水温に達すると自動で回ってラジエーターを冷ますための
電動ファン(主)のモーターの寿命。
幸い、生きてる(副)のほうは主にエアコンのガスを冷ます用だから
この時期は要らないといっても過言ではない。
なので配線を延ばして一時的に(主)として働いてもらうことに。

はやぶさ1号の開発チームの知り合いに聞いた後日談が役に立ちました。
複数あるエンジンの始動装置において、
エンジンは生きてるのに始動出来ないという事態を想定して
他のエンジンのを使えるように切り替え回路を仕込んであったそうです。
実際役に立ち、それがなければ帰って来れなかったそうです。
(ウソ。映画で見た)

こんなことばっかりやってるから
C.Kさんに「たまには部品替えろ」と言われるんだな。