必要な整備をすべきでしょ?

  • 2013/10/25(金) 19:15:42

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初めてのお客さんの車検が終わってお話していたら
当店を選んでいただいたのはキャナダご出身のご家族だそうで。

なんでも、ホッカイドー・ジャパンの整備工場は余計なもんとっかえて
大事なとこやらないみたいな印象をお持ちだとのことなんですが
キャナダじゃ車検なんてないけど身を守るためにみなさんクルマの勉強バリしてるらしいです。
よほどの山奥じゃなきゃ、故障=命が危ないほどの事態にはなりづらいジャパン。
氷点下になるホッカイドーといえどもまだまだ意識はヌルイんですね。

そんな強者が選んでくだすったのは大変光栄なことです。

てことでインタークーラー外したりなんだりしないと診れないせいか
どうも記録上初めてっぽい点火プラグは交換。
中心部は本来真ん丸なのでしてやったりって感じ。フウ。



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クルマ変わって軽で20万キロ超えの強者ですがさらに行きたいってんでショック総入れ替え。
ホンダなので安心してたのにリアのカラーがボルトとマリアージュ(左右とも)だってのよ。




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全てのショックにはブッシュという名のゴムがくっついちゃってるので
酸素で赤めるとめっちゃ燃え上がって塩梅悪し。
まずはそいつらを剥がしてから。



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こんな感じで進んだのがお解りでしょうか。
まあホッカイドーではよくある光景。
しばらく工場内はゴムの焼けた香ばしいかほり。



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かつてはこんな溝つきボルトによって固着はまるでなく
ホンダの足回り作業に「ハマリ」は皆無でしたが。
今のご時世、こんなボルト高いから工場に振っちゃえばいいもんね。



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同じホンダにダイハツ純正の用品取付けもご用命。

Rワイパーを間欠作動させるものだそうで。




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挿すだけってわけにはいかなので一応双方の回路を比較すると。



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片やスイッチでアース落とし、片やスイッチで電源投入といわば逆回路。
でも大丈夫。一個リレーを追加すればね。

って得意になってたらそんな必要はなかったみたいでちょい恥ず。

手え動かさないで考えてる時間長めの整備工場です。




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最後にベタショットでした。いや、微妙にレアですか。


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萌える実験室廃油ストーブ ’13

  • 2013/10/19(土) 20:35:06

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本業は鉄工所の溶接工でもなく増してストーブ屋でもなく自動車修理業のこの私なので
いかに理論空燃比を持続させるかという課題にデータをフィードバックさせるべく
毎年電気不要の廃油ストーブを製作しています。考える整備工です。
(一部ウソ)

これ、今日出来た ’13モデル。


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上下方向のブレーキ油缶煙突は去年のを再利用。
火が当たらなきゃまあまあもちます。

’13に出ちゃってるのに’14モデルとかってすごく違和感。
去年何て書いたっけ?



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このへんもまあ大体去年のを採用。
ストレーナーは発寒の新道沿いの「100円ショップの店」で¥85で購入。
なんか違う気がする店名が10年以上も気になってたのでついに寄ったらナントアンタ
近く閉店するんで値引きだって。
「いつか寄ろうってやっと寄ったのに閉めちゃうの~」って言ったら
「ありがとうね~」って話が読めるマスターは90歳を迎えて引退だって。
基本¥100しかも閉店セール中なのに縫い糸の色がもうちょっとあんな色とかどうとか
ちゃんと対応してあげたりしてBGMじゃなく常に会話のあるなんか昭和ゾーン。
40過ぎでオニイチャンと呼ばれちゃったけどボクじゃなくてまだ良かったか。
帰路で色々考えちゃった。



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給油口はカーボンで詰まって1シーズンもたないので新造。
溶接漏れ確認のためしばらく水でテスト。



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なるべく底付近から給油したほうが詰まりづらい気がするのと
油を中心に溜めてみたいので高級な鍋の真似して打出し。



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調子ん乗って底よりも出っ張っちゃったのは廃ディスクの土台採用で対応。


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写真じゃパッと見解りませんが今回は本体の高さを変えてます。
自然吸気の場合、煙筒部で二次燃焼させないと外がもくもくになっちゃいますが
二次燃焼の火種は本体での燃焼の熱、もっと言えば火柱。

これまでけっこう立ち消えしてスリット部でライター点火したりしてたので
距離を縮めたわけです。これが大したいい塩梅。

副作用として、小さな火でも燃焼持続=油の消費量節約に貢献。
どう頑張っても工場全部あっためるなんて無理だからそれで良し。

ちなみにペール缶てのは下に向かって微妙に先細りになってまして
写真の缶だと「TOYOTA」の下部のリブ部頂点で切るといいでしょう。
フタの溝にちょうど納まっていい具合です。
それを言ったところで誰かやるとも思えませんが。
まあ万が一製品に採用する場合は私に一基進呈してください。

ではタイヤもしくはエンジンがついてるものの修理ならどうぞお気軽に。


☆と言いながら先日はベッドの修理を請けた

☆除雪機の修理なんかもやる気満々だけど積んで歩くクルマがなかった


カッコ悪くて地道すぎる診断だってあるさ

  • 2013/10/15(火) 20:59:02

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大いに悩ませてくれたなコノヤロー
おめーのツラはもう忘れないぜ



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オーダーは始動不良を改善せよ!
解ってみればこの安全確実にエンジンを止めるためのこのバルブが
必要なときも燃料を止めちゃってたわけなんですが



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ついてるとこは噴射ポンプの背面の影のほう
良い子の整備士ならまずポンプを取り外すだろうさ
だから一番最後に回したんだけどよりによってテメーかよ!



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とてもじゃないけど直視出来ないエライ場所なんだけど
ケータイを突っ込むとあっさり写りやがってまた腹立つわ~

ちなみにそれまでに診たとこといえば
定番のエア吸いの有無
クランクプーリーのゴム切れ
にまつわるクランクセンサーの損傷
EGRバルブ閉じ不良
吸気シャッター開き不足
過給圧不足
果てはバルブクリアランス過少による圧縮不足
燃料不良
・・・・・・

ああそうだよ
ここまで裏目を引き続けるのは特殊能力さ



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なあ。助手のキャサリン。



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しかもあのバルブそのものが悪いんじゃなくて
電源が10Vしかなくて動かせなかったってんだから余計腹立つわ~
とりあえずこっから頂戴しちゃえ。

・・・症状変わらず。
あっそ。始動時はここの電源はセルに取られちゃうのね。
てなわけでもっと近くの制御系電源を拝借でどうにか結果をGET。
これでやっと黒幕を追い詰めるももち、いやモチベーションが得られたぜ。



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気分転換にこんなユル~イ感じのタイベル交換のはずが
カバーのビスの相手がともちん=供回りでとれねーっつーの。
2本も。



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一本はナットをバイスプライヤーで掴めて取れたけど
もう一本は荷台がわからじゃないと押さえられないし
狭くてうまく掴めないっつーのよ。ウキー!って感じよ。




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「二度と使わないんじゃね?BOX」に入ってた忘れかけてたこんなのが役に立ってうれちい。



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ついでに人に貸すのにわざわざ作ったのを自分で使う機会が来てうれちい。
写真のクルマにじゃないけど。
どーせ当てちゃうヘンタイがいるから何用か言わない。






整備士的に思う極上車

  • 2013/10/12(土) 18:38:10

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中古車屋さんやヤフオクの「極上」ってのは全く信じてません。
いや、人を信じてないってのは確かにありますが
それを書く人って、整備士でも板金職人でもエンジニアでもないことが多いんじゃないかな。
だから悪意もなく言っちゃう場合だってあると思うんですよ。

このケロロ軍曹みたいのはもう40年もまえのですが
見れば見るほど極上。



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整備士的には、「こねくりまわされてない」のをそう言いたくなります。
こういったシール類は美装という名の破壊活動によって消え去ることが多いアイテム。



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この数字が泣かせるじゃないですか。
調べようとするとけっこう大変ですよ。



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純正なんでしょうね。
ボクはそんなにオリジナルにはこだわりませんが
どっちかといえばこういうの見ると気持ちいいですね。

この年代から昭和の終わりにかけては
「過剰整備」なんて言葉があったくらい車検ではいろいろ交換してました。
部品の耐久性も少し乏しかったのもあるんでしょうが、ほぼ強制的に。


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これももう20年経とうとしていますが極上。
3万なんぼしか走ってないから何度かご自分で車検に行かれたそうですが
ワイパーの不具合で今回は車検もお任せいただきました。
ワイパーは隠れたナット締め付けで終わったのでおまけで終了。
そのぶん、一回もやってなさそうな駆動系オイル総交換のお許しが出てスッキリ。

何度も言ってますが、
勝手に部品頼んで交換したりしませんので
「なんか変?」と思ったらどうぞお電話を。
とくに、帰りに寄るスーパーで「キョエ~~~ッ」とかいわせてる人、
スポーツマフラーには縁がなさそうだけど「ガボー・・・」とかいわせてる人
お待ちしております。

記事書くのも忘れるほど

  • 2013/10/02(水) 21:32:42

記事書くのも忘れるほど追い詰められてました。

同い年のプリンス自動車も、4ヶ月近く預かっていた’70ダットラも納期ギリギリで完成。

いろんな人のおかげさんでミッションのシンクロさえも快調。

結果的には悪くない引きだ。



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そんな最中も普通の修理は来てたりして若干集中とぎれがちだったのか
割と簡単なキャリーのクラッチO/Hが終盤にさしかかったころ
カバーのボルトを増し締めしてない可能性が濃厚に・・・

ここは勤勉な日本男児たるもの
潔く再度ミッチョンおろし・いわゆる「ヤ・リ・ナ・オ・シ」を覚悟・・・



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テンションを取り戻そうと一服してたら背筋に電流が。

このサービスホールから締めれるじゃない。

飛ばしたバルブのコッタが見つかったよりウレシイ。



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ニッサンに比べると入庫がとても少数の昭和トヨタ。



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後付け3連メーターの横に見たこと無い装置が。

書いてあるのから想像するとおり、文字盤の照明の色を変えるものでした。

しかし色のスイッチがボタンじゃなくボリューム式。

それぞれの色を調節するとナント、混ぜてムラサキとかを作れちゃう。

なんて平和な時代なんだ。



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緑にちょい赤プラスでこんな旧車ぽい仕上がり。ほんと平和だ。

ワイパーモーターが力不足なので修理希望とのことで

ちょうど1年まえに書いた自分の記事 http://umihyou.blog.fc2.com/blog-entry-81.html に助けられてこれまたウレシー。