壊れた?載せ替えちゃえば?

  • 2013/08/30(金) 19:36:11

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ある程度旧くなると載せ替えったってすんなりいきません。
まずモノが簡単には出て来ない。
こわさないように脱着しなきゃならない。



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もっともこりゃある程度じゃ済まない高度成長期っていうんですか。



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ミッションの後ろ端が割れちゃったんで。
ダメなプロペラシャフトをいつまでも使ってたせいで。

変なとこに取れない柱があるもんで
ミッションを回したりおったてたりもう大変。


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もうちょっとのところで床が邪魔なので穴をあけました。



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反対側から見るとこんなです。
一旦ミッションの一部を室内に突き出させるというすげー工程。

穴は私があけたんじゃなく普段はふたがついてます。



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こんなふうにして降りてきます。



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はるばるキャナガワからやってきたミッションは
肝心の部分の長さが違いました。
しかも現車4速のところ3速のような。

ケースを切って貼るしかないのか。
自慢の溶接機はアルミ合金にも使えますが
それ用のガスとワイヤーは用意してませんので結局出来ないべさ。
外注だとセンター出しとか心配だべさ。



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提供者は確認したって言い張るんで
念のためホントに4速じゃないのか確認。
4速だったら改造もハードルが低くなるってもんで。



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あのよ~これって・・・



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ちゃんと4速あるじゃん。あぶね~。

とっくにクレームを入れたあとだけどね(汗)



というわけでヒメノさんすびばせん。
言い訳するつもりはないんですが
セレクタのストロークがあんまり小さいのと節度がまるでないんで
思いっきり勘違いしちゃいました。
以上、結局の言い訳及びお詫びでした。
ヤングなボデーにぴったりのクールなおまけ&ステッカーもありがとうございます。

このあとマウントとぺラの寸法あわせでまるごと乗っける予定です。Over。


☆クレームをつけた直後に立ち直る都合の良さにまた凹むオレ(5-7-5-7-7)









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全ての修理は想像力と創造力

  • 2013/08/22(木) 20:12:29

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まあ「全ての」ってのは言い過ぎですがたいがいは。
エアコンガス漏れ点検ですがこのクルマ、
なにかにつけてナンバープレートを外します。



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こんな感じのところにホースをつないでガスチャージするんですが



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二個あるつなぎ口の1個がナンバープレート裏なんです。


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さんざん診ましたが漏れを発見できないのでここを疑ったわけです。
上からキャップがつきますが
似た構造のタイヤのバルブだってたった2キロや3キロでも漏れることがありますからね。
真下向いちゃってて見づらいですが
指に感じるくらいキテました。



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栓の役目の「ムシ」と呼ばれるねじを締めてみたいけど
タイヤ用のドライパーとかだと塩梅が悪いので作ってみました。
手前のちっちゃいのは6mmの失敗作。弱くて曲がっちゃった。



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これをやるには20年の経験が要ります。
ウソです。抜群のセンスが要ります。
ホントはバイスプライヤーでつかんでやりました。



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8mmでちょうど良くてムシの中心を押さず(ガスを抜かず)に回せます。
ここだけで終わればいいですが。
いっときますがガス漏れ修理はサグラダファミリアですからね。
念のため在庫のムシもオーダーしましたが3百なんぼ(定価)だって。
10個のオーダーを半分にしときました。



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ナガツマンより。
配達のおじさんはこんな表情↓に見えました。

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こういう記載はレトロな内容と決まってます。
こんなの↓だったら困っちゃうな~

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なんだ、こんなのかよ。いやいや、
これは昭和の宝石箱や~!!
とっくに届いてるはずなのになんだよーと思われたでしょうオヤブン。
すみません。おかげさまでとっくにガンガンオーダーさせてもらってます。
私にとっちゃすすきの無期限パスよりうれしいです。












理解したうえで直すということは

  • 2013/08/18(日) 17:33:24

クルマについてる部品というのは比較的短期間でいろいろ変わります。
走行性能についてはもう充分だろうという気もする現代でも
より安全にとか環境保護の観点ではまだまだ変革期。

それらの構造や作動を理解したうえで触らないと
誤診や破損を招く恐れがあります。

なのでいろいろ調べてから手を出す必要があるという意味では
それが新しいからというのと旧いからというのは同じこと。
過去のものだからって、ぜんぶ知ってて理解してるわけじゃないから。

つまり、ちゃんと調査してことにあたるという能力というのは
対象の年代を問わずに使えるものだと言えるでしょう。

だからブログでへんなクルマばっかり写ってる工場だって、
普通のも安心して出していいんだという結論に達するでしょう。





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車検の持ち込み時は天気を考慮する必要がある完全オープン車。

エンジンが吹け上がらないってんでドナドナされて来ました。
ちょっと心配なツーサイクルです。



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青息吐息で搬送車から降りたらもう始動出来ず。

やたらカブるって情報も届いていましたが
最も楽に点検出来そうなのは燃料だったので
ホース抜いて回してみたらなんか出たり出なかったり。
点滴したらあっさりかかって普通に吹けるようです。



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クランク室の圧縮脈動で動くと思われるポンプを開けてみたら。




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いかにも破れてそうなゴム部じゃなく
金属部の腐食が原因でした。

ここじゃねーの~つってそこだったという数少ない事例。



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こちらはスーパーカーに夢中で見向きもしなかった時代だし
仕事上ではほとんど新型車と同じっていうか。



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あらら~ブレーキパッドが偏磨耗しちゃってますねえ~
多分キャリパーの動きが悪いんでしょう。パッドも替えましょう。
おうっ、やっちゃってくれ。
かしこまりました。



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パッドがどこにもないってんでとりあえず分解してみたらなんか変。




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下の取り付けを支点にして、ダイナモみたいに振り子作動するそうです。
(写真でもディスクが遊んでるわけじゃありません)

その後パッドを出してるメーカーもみつかりましたが
新品の断面はめっちゃナナメで
減っていくと平らになっていくそうじゃ。フォッフォッフォ・・・

本当にあった恐い話か・・・

普通のクルマ、お待ちしております。






それはちょっと当店では・・・

  • 2013/08/16(金) 13:52:31

それはちょっと当店では・・・
・・・というのは言いたくない文句のひとつです。
曲がりなりにもクルマの修理が「生業」なので。2トン積みまでなら総合的に。

そりゃセルモーターやダイナモは電装屋さんに、
ヘッド面研やバルブシート切削はエンジン屋さんにと
他へ頼むことはたくさんありますが

どこをどうして直すのか・外注するとしてもどこに頼むのか
そういった計画・段取りの段階で進むべき方向を適切に決める
あるいは選択肢を用意するというマネージメントが肝です。

当店を選択した時点で、
ことがあらぬ方向へ進んでしまうことはまずないと自負しています。



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要は昭和車だろうがハイブリッドだろうが分け隔ても好き嫌いもなく受け入れますー
そういうことが言いたいわけですが

「インジェクションお断り・キャブだったらまかしとけい!」
にしか見えない記事をご心配いただき新車が入庫。
昭和車オーナーはこれで環境(と家計)に及ぼす悪影響をチャラにする目論見です。



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正直ここまで新しいのはめったに来ないので
旧いのとはまた別方向へ気を遣います。

いいですね新車。
どこも普通に緩んで締まる。ええ。そっちです。工場にとっては。



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つかの間のいまどきの工場気分を味わったあとはまた旧めのを。
スピードもタコも動いてくれないメーターのオペ。
針が無事とれればあとはどうってことないですが



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作業環境は大事。



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オープンカーだしメーターがダッシュボードに収まってないせいか
いかにも接触悪いぜ~という雰囲気の中身。



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さすがに接触不良くらいしか直せないわけですが



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いけそうな気がするのでまずやってみます。



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心臓部も大丈夫そう。



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寝た子を起こしてみたり粉ふきビスも新しいの調達して交換、無事復旧。
とはいえ数度の分組み、数時間を費やしました。


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こちらも北海道初上陸か。
師匠、ありがとうございます。

☆休みもないのにお盆が終わるのがさみしいセンチメンタルなオレ



札幌 整備工場 お盆

  • 2013/08/09(金) 20:39:16

みなさん、お盆休みのご予定はいかがでしょうか。
当店トッカリモータースといえば、せっかくお盆も稼働しているんだからってことで
検索ワード風タイトルで決めてみました。
11~18の間は部品の入荷は期待できませんが
点検/診断/加工ものは出来ますのでまずお電話をどうぞ。



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その気で撮るとこんなんなってるここ最近。



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これはいろいろ動かない・点灯しない で入庫。
下のウインカー風レンズはただの反射器でした。



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他は実際点かないので裏へまわるとそこはアメイズィングゾーン。
何箇所もつなげ直して疲れました。



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ろくに点かないメーターのインジケーターは意味すら不明。
地道に直していくと緑色のはやっぱりウインカーでした。
Bの意味を調べてる余裕はありません。



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ラジオは電源スイッチの不具合を無事修正。



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ワイパーはとんがりヒューズの接触不良でしたが
ウオッシャーが変なスイッチに替えられてました。
普通のON/OFFスイッチだからONしたら出っ放し。
スイッチのふたのかしめを外すのが面倒だったのか。
代わりに私が直して変なのは撤去でスッキリ。



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ノーマルタンクは裂けてたので
かつて付かなかった車種はない素敵な社外品に。
カプラーは車両のがそのままついてスッキリ。
とおもったら極性逆で端子差し替え。逆回転でも弱いけど噴射するんですね。



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電気まわり修理中は燃料ポンプはねかせておきましょう。



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ベルト鳴き。・・・というかヒドイ。




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本日一番の大物。
サイドブレーキの手ごたえがなくほとんど効かない。



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これもヒドイ。車検1年くらいのこってますから。



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レバー根本のブラケット、自然なすき間に見えますがひび入って切れてます。
ワイヤー自体の伸びも大きいですがまずはここを。



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元々溶接してあるブラケットなんで溶接するしかない。
しかし室内での溶接は危険がいっぱい。
外から溶接してカーペット溶けたこともあります。



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これくらいはしとかんと。
患部近くには濡れタオルと水入りスプレーボトル。



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くっつけて水で冷却の図。
マフラーとかなら実はこの上から化粧直しの一発を盛りますが
安全第一、強度は出てるのでガマンします。

あ~緊張した。



ところで今日は仲間からいろいろいただきました。

satoruさんお手紙ありがとうございます。電子手紙みてね。

ヒメノさん助言&ブツ提供の申し出ありがとうございます。あとで写真送ります。

そしてナガツマンからは。



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大判小判がまた来た。
マスキングされて微妙にわかりづらい缶詰がまた業界っぽい。

ちなみに丸めた包装紙は前回のもの(笑)


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「せんべいとかんづめと私」って、「私」は入ってねーだろとおもったけど入ってた(爆)
多分本道初上陸。いろいろありがとうございます。

ではみなさん、よく休んでください。
私もいつもよりサボりぎみで仕事に励みます。









異音夏の感謝祭・火曜市じゃねーよ

  • 2013/08/06(火) 21:46:54

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いい感じでオーナーに気に入られているテラノレグラス。
ちょっとでも違和感を感じるとすぐに来てくれる20万キロオーバー。
気合入ってます。

段差超えなんかで石はねみたいな音が単発で出ると言う変った症状。
スタビライザーのリンクがガクガクだったので替えましたが直らず。

各所給油したり締めたり緩めたりリフトを出たり入ったりすること4、5回
万策尽きて気にはなっていたここを見てみました。



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サイドブレーキのワイヤーがステーでこすれて保護チューブがなくなってます。



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もう手がないので、なぜか持ってるこんなワイドなビニテで



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巻いてみたらとまりました。
異音の修理は想像力と我慢強さと執拗さと信じる強さ。

それにしてもホント、こんなとこ関係ないと思ってたのに。



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最終的にはこの辺の怪しい継ぎ目を溶接するつもりでした。

まあハマリ具合としてはまだ軽度です。

こういうの、最終的には高くない部品交換で済んでも
過程の手間がかさんで点検料がそれなりの金額になる場合も多いので
「これ以上やったらちょっとじゃ済まなくなりそう」的タイミングで
ご相談させていただくこともあります。
ただ、途中でストップすると直らんわ料金かかるわという
お互いどうにもスッキリしない結末を迎えてしまいますので
「とりあえず危険な音かどうか聴いてくれ」というところから入るのもいいでしょう。

「手当たり次第」とか「いきあたりばったり」をお客さんに負担させる
そんな時代は昭和で終わってますが
いまだにそれっぽいことを耳にはしますんで
直す気MAXなのかそうでもないのかは最初に言いましょう。

当店ではこちらからそれとなく尋問しています。




大人も自由研究

  • 2013/08/03(土) 19:14:44

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まえの記事で火が弱いから引退願ったイグニションコイルでしたが
どうも腑に落ちないので調査いたしました。

サーキットテスターで内部断線と結論づけたプラグキャップでしたが
樹脂製で曲がったりする構造ではないのでデカ長が送検出来ないってんで
先端チップを抜いてみました。
なんとマイナスドライバーで回せます。



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大昔、オートバイ屋勤めのときやったような気がします。
ねじ式ですがそこじゃなく全体の腐食が接触不良を招いたもよう。



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この状態だと双方ちゃんと導通がありました。
キャップのコードがわはネジ釘状。
オートバイや輸入車では見たような。




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じゃあやっぱり自由に曲がっちゃうコードなのかと
カットモデルよろしくメカドックいや切開。



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はしっこのほうは堅い針金みたいです。



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引っ張ったら抜けました。相手は釘みたいにとがってコードにささるもよう。
出口ではシーリングされてますがさびて接触悪そう。



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せっかくなんで同時点火コード二本出しの両方をカット。



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レンジ20キロΩ 。
基準値はわかりませんが断線でもショートでもないってことはいけそうな気が。



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コードも二本とも切れてはいませんでした。
レンジ200Ω 。レジスタブルじゃないようです。

冤罪ではありませんでしたが責任能力もないでしょう。
自分のクルマなら更生させて採用してもいいくらいです。

以上、お盆まえの時間的余裕と仕事熱心さのアピールでした。



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なぜ俺が落ちたアズナブルだとバレタんだ・・・
つのパチさんにステッカーのお礼をしたら速攻報復が(笑)
恐れ入ります。







なんとかモータースとかなんとか自動車とか

  • 2013/08/02(金) 15:31:39

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昨年、長い眠りから覚めたこのホンダ
エンジン不調で近くの工場へ入れたら「わがんね」っていわれちゃったそうです。
しかもそこでエンジンかからなくなっちゃって搬送でおひさしぶぅ~りぃ~ね~

このサイズは片シャッターで出入り可能。



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現代のならまずはコンピューターの情報を引き出すテスター出動ですが
この時代のそれはというと「タイミングライト」あたりでしょうか。

いきなし無反応。機器が壊れたかと他車に当てると動いてます。

外したプラグで目で見てのテストでは、「たまに」「かすかに」スパークしてます。

中古持ってきてくれましたが似たような感じ。

事後のテストではコード断線あり、キャップも何百kΩとか∞とか。



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手持ちのコイルで片肺始動できたので同じ中古もう1個取り寄せてみたら
ポイントが盛大にスパーク。だーよーねー・・・・
ただでさえローオミックなのに二連装で合成抵抗はさらに低下。
(ちゃんとトランジスターで動かせって書いてありました)

んなわけでふんぱつしてコイル付きセミトラになりやした。
二本出力でしかもポイント用って骨董品しかなくて。


なんとかモータースとか自動車とかオートとか名乗ってて
「判らない」「原因不明」と恥ずかしげもなく言う場合、意味するものは二通り考えられます。
①ほんとにわからない(機器が足りないのも含め)
②やってられない(他にやることがいっぱいとか嫌いとか)
いずれにしても「ほか行って欲しい」っちゅう意味なのですぐ退散しましょう。



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で、去年欠品してたポイント室のフタもみつけたようですが
留め金が1個しかなくタイラップしてあったので見ぬふりできず
張りがありそうなこんなのでどうでしょう。


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一種の板ばねなのでただの鉄板ではいかんのです。



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下がつくったやつ。
ちゃんと角を落とすいやらしさ。
いやらしいってのは業界ではほめ言葉です。



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こうなります。



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命綱。こう見えて貴重品ですから。



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今週のカミングアウト。
クーラーベルトから離したはずのホースがあっさり損傷して出張修理。
届いた純正品は似てるけど別もの。
切ったり固定の必要もなく一安心。ご迷惑をおかけしました。