選択肢

  • 2013/01/30(水) 19:19:23

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クランクとウオーターポンプの関係について考えてみました。
一番下のがウオーターポンプ
右端のがクランク
どうやらプーリーはほぼ同サイズ
つまり回転数もほぼ同じ
ちなみにカムシャフトはもれなくクランクシャフトの1/2の速度と決まっております。

だから何?

いやね、
タイミングベルト交換のとき
1万円前後するウオーターポンプもやるかどうか悩むことがあるわけですよ。
ボクじゃなくてお客さんがね。
そこで工場側としてはガタや漏れがあればもう「やらなきゃダメです」って言い切りますが
今はなんともない場合は「どうしますか?」と指示を仰ぐわけですよ。
ところが逆に「どうしよう?」と聞かれることも多いわけですよ。
「そりゃやっといたほうがいいでしょう。」とお答えするんですが
その理由としてよく言うのはあとでやると工賃が同じだけまたかかるから。
もうちょっと機械屋として説得力があって納得のいく説明はないのかと。

そもそもタイミングベルト交換てのは
なんも調子悪くないクルマを壊れないようにする予防措置ですから
間についてるテンショナーやアイドラーなんて部品も強制的にSET交換です。
それらのベアリングにガタが出てベルトの張りが緩みカムとクランクの関係がずれたり
ましてベルトが外れたりするともう修理は20万コース

だったら同じようなベアリングで保持されてて
ベルトが外れる原因になる可能性のあるウオーターポンプだって
良くても悪くても交換するべきでしょう。

なんてったってクランクシャフトと同じような速度で回ってますからね。
タコメーターが5000rpmならウオーターポンプも5000rpmですよ。
どうです。悩んでる場合じゃないでしょう。てな具合で。

長くなりましたが。
予防措置における予算カットは本末転倒になりかねないってことで。
(投資が無駄になる恐れを残してしまうという意味で)

写真のエンジンのオーナーM君、
そんな説明しなくても快諾してくれてありがとう。

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見て直す場合・見もしない場合

  • 2013/01/28(月) 20:19:21

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この間はひどく錆びてて修理断念したのと同型のワイパーモーター。
動かないので外したら動いちゃいました。
ワイパーアームの付く軸部が固着しており動けなかったようです。
でも自動停止しない。つまりガラスのど真ん中でも止まっちゃう。



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必ずガラスの下のほうで停止させるための接点。
怪しい汚れがついてるのはともかく



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片方がだらけぎみ。たたき起こして組んでみたけど変化なし。
S50のクルマだけど
正常作動では停止位置付近でモーターが180度ほど逆回転する複雑怪奇機構。
やる気のあるNISSANディーラーさんは回路図をくれそうですが
こっちが理解するのに手間取りそうなのでまずは全方位ガン見&おさわり。
下のほうのリレーのはんだ外れでした。めがね新調しただけある。



日曜日にブログ見てくださってのお電話はフレーム穴あき修理の問い合わせ。
板金塗装は古巣の工場に出してますが
見えないとこならなんぼでも切り貼りいたします。
が・・・車種と部位からメーカーの補償修理に該当しそうな脳内HIT。
知らん振りして有償修理するのは考える整備工場にあるまじき行為。
(脳内にないものはHITしませんのであしからず)
市内の大きなディーラーに問い合わせるとメガヒット。
そのむねご案内し実車を見もしないで修理完了。の予定。
考える整備工場は儲けかたに関しての考えが足りなかった・・・

思わぬ幸運をつかんだお客さん、いつか私にも仕事させてください(笑)













This is it!

  • 2013/01/26(土) 20:54:08

高度な電子制御診断空振りのあとはまったり昭和

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ポンプへのパイプ詰まりと底のにじみで出したタンクが戻って
必要最低限の切開修理だろうとの予想に反して
本来の合わせ目からパッカリ開けて思う存分錆取りもしてあった
全くいい仕事してくれるぜ・・・

寝板で載せてる最中の電話に出たら営業コール
「二度とかけんなボケー!!」の意識とは裏腹に
「ごめんなさいね~間に合ってるから」などとやんわり対応
俺って大人だぜ。
何見てかけてるのかはどうでもいいことですが
何の繋がりもない増して地元じゃないところからものを買うわけないし
人気の限定〇〇モデルに喰い付くほど若くもないし
わずかな投資で経費節減とか鵜呑みにするほど人が良くもないし
お願い。もうやめて。




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このライムグリーンの短い円筒形の部品
ディスビの進角用ダイヤフラムとINマニの間に割り込まさっております。
進角をマイルドにする目的らしいです。
これがそれ、点検整備記録簿の「公害発散防止装置等」のらんにある
「一酸化炭素発散防止装置(の配管の損傷、取付状態)」

現代はもちろん、かなり前に装置自体が全く違う方式に取って代わり
点検すべき「配管」もなにもありませんので
その事実を知ってからは点検のチェックを入れてません。
まさに古きを尋ねて新しきを知る。
まあ機能そのものはコンピューターがうまくやってて残ってるといえば残ってますが
全車全ての項目にチェックしてるぽいイカした工場もありますんで。

デティールにうるさい整備工場ってことでお見知りおきを。





ハマりのメカニズム

  • 2013/01/25(金) 12:38:10

しばらくサボってしまいましたが色々考えさせられました。

ヒマなわけないのに毎日ちゃんと更新して気の利いたコメントも書くひと。
仕事の休みの日はきっちり更新しないけれど訪問活動は休んでないひと。
更新もマメなら、時間さえもほぼ同じという規則的なひと。

どうやらこれらの方々に共通しているのは「早起き」
毎朝めざましを寝かしつけている自分が情けなく
夕べは時計さえ置かずに寝ましたが不安になり
普段やっと起きる時間より早めに飛び起きました。
人間は恐らく「慣れ」という能力が飛びぬけている動物。
目覚まし時計ってないほうがいいのかも。

一応言い訳がましいことをほざいてみますと
この2週間、雪かきは最低3回/日
ちなみに内地で大雪の日はこちらはまったく降りませんでした。
朝は自宅の二台分のスペース
出勤後は工場の5台分のスペースそれを最高で3回/日
帰るとまた自宅を
お腹には変化ありませんが、肩や二の腕が太ってきた気もします。

おまけに楽勝とナメていたEFターボ加速時息つきの診断で一週間の大ハマリ

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これは改善後の2-3-4-4速(マニュアル車)での連続ほぼフル加速
実は入庫時とほとんど変化が見られないんですが
修理まえ気になってしょうがなかったのは過給時に点火時期を遅らせる制御
吸気管圧との表示の同期具合が信用できないのかとも思いましたが
時間幅がほぼ一致してるところをみるとそういうもん?



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停車での空ぶかしだと進角してるし・・・(レンジ合ってませんが)

見てわかるとこは触媒の詰まりまで確認したのち結局独断で中古コイル取り寄せ。
届いた3個中一個がダメというおまけつきではありましたが
たまたま現車のもダメなのは2個であっさり改善。
当初「燃圧かコイルあたりじゃねーの」と言ってたひとつが正解だったわけですが
寄り道が多くて決断が遅れた感は否めません。
空ぶかし専門店のほうが仕事が速かったかもしれません。



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パッと見そんなにダメそうでもないプラグではありましたが



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新品と並べると中心部が減っています。
6万Kていどでいかれたコイルをいじめた原因である可能性が高いので交換。
エンジンオイルもそうですが汚れたから・調子良くないから交換というもんではなく
メーカーの言う1万Kごと(軽の場合)というのがやっぱりいいようです。
一個¥7000以上するコイルの1/10の値段。車検ごとに交換してもいいくらいでしょう。
普通その工賃は車検の基本料金に含まれてるのでお得。

いろんなハマりがあるもんで
作業中とんでもなく狭いところのボルトが折れたとか
新規登録の車検に行ったら遠方のユーザーの証明書の期限が切れていたとか
まあそんなのは大体不注意が原因で時間をかければ解決できる
キツイのは今回のような診断のハマりなんです。
何もかも分解して点検していては工賃がかさむ。
かといって当たりをつけた部品が高額な場合は不用意に提案出来ない。
原則としては「これを替えれば絶対に直る」という提案をしたい。
なので自分が決断しなきゃ終わりが全く見えない。

というわけで、いまだにテキトーくさいイメージの整備工場かもしれませんが
意外と気を遣って仕事してるのも中にはいるのです。



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そんなさなかタイヤまわりが泥だらけ、ホコリまみれの始動依頼も同時進行。



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どんだけ放置してたのかすっかりニャンコの遊び場と化していたようです。
姿は見えずともチョイ萌えな私は大のニャンコ好き。
こんな急いでなさそうそうなのが意外に秒殺でした。
キレイに乗ってくれるオーナー募集中らしいです。




☆昨日来たA.S.Hの営業マンは鍛冶屋さんの刺客だろうか






昭和の隠し扉

  • 2013/01/10(木) 16:24:22

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こうなるともう名前も知らないフツーのセダン
始動不良(かからない)でドナドナ入庫



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ポンプの音は聞こえるのにエンジンルームでは燃料出ず
外にも中にもポンプが見当たらず
キャブなのにインタンクか!?平成ひとけたのスズキでしか見たことないぞ!?



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スペアタイヤの陰に隠し部屋!?



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いや・・・書いてある・・・



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ヒンジまでついた隠し扉。いじってもらう気満々ですな。
吸い口のホースは豪快にぶっちぎれておりました。

しかしタンクから出てるパイプもタンク内部で詰まっちゃってて
ストレートじゃないので自力での修正困難につき
そういう仕事ウエルカムなラジエータ屋さんに出しました。

ポンプ本体やエンジン側も確認したいので携行缶から吸わせると
無事エンジンまでは送油されましたが始動は出来ず。
ディスビの回転方向を確かめコードの順番を追ったところ4本とも誤接。なんかの試験か?
ろくに締まってもいなかった激減りのプラグも替えると意外に調子良く始動。
でも数分後お約束・事務所のCO検出器が反応。
工場へのドアは閉まってるんですけどね・・・



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こっちはどうも黒煙が出やすいので二次エアスリット追加。
一応開け閉めできるようにラウンド型マグネットを。
曲がりと寸法がいい感じなのは前身がペアでモーターだったから(笑)



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センターマフラーの二次燃焼部が赤くなるとまあまあ暖かい。
その上はただの缶でしたが昨シーズンは燃え尽きてダルマ落とし現象が発生したんで
またマフラーの一部に換装。ちなみに下から日産・ホンダ・スバル(爆)

最近わかったんですが
ドラム缶に廃油を貯めると入れた順番にかかわらず
一番下にブレーキフルードとかATFが貯まっていくんですね。
元々重いのか水分を含んでいるせいなのか。

だから汲み上げるとしばらくは燃えやすいその2種が出てきて
「スゲー調子いいぜ俺の作ったストーブ!」となる傾向にあります。
そのうち粘度の高いエンジンオイルとかに切り替わるんで同じ使い方では調子悪くなり
いじり始めるという流れのようです。

エーゾー先生、始動時と停止時は煙の少ないBF・ATFがお勧めですぜ。
つまりは専用の容器にストックしたほうがいいです。
ちなみに私のストーブの5Lタンク、
真っ黒のエンジンオイルがたくさん入ってる状態でBF投入すると
すぐにコックから黒くないBFが出て来ます。一応でんじろう先生にも教えておきました。





廃油ストーブって

  • 2013/01/05(土) 11:20:22

毎年厳寒期になるといじっている廃油ストーブ
一応の完成を見ました。

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誰かが持ち込んだ5Lオイル缶のタンク増設。



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これで燃料切れを気にすることなく
釜の中の油量も安定するので燃焼状態もある程度安定



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缶以外はみんなクルマの部品いろいろ
コックはエンジンブロックの水抜き用



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試行錯誤の結果決まった流量はこんな感じ
・・・ほぼ全開(笑)



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セッティングはこのレベルゲージを使い



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このふたから



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油面の上下を監視



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それだけで何時間もかかってますので
売ってるものが思ったより高価なのもうなづけます。
私の造ったのは私にしか運転出来ないと思うし(汗)

私がプロの造ったのを買わないのは
シーズン途中で廃油がなくなるのがわかってるから。
廃油を必要としない工場なんかを回って集めてる同業者もいたりしますが
本末転倒な気がするのでそれはやりません。
ただ持ち込まれるのは歓迎します(笑)

昨日わざわざ30L近くも運んでくださったSさん、何か作業でお返しします。

はっきり言って工場がこんなんであったまることはないんですが
水道管の凍結を防ぐくらいは出来るし
「ゴー・・・」という燃焼音が聞こえるとなんか安心します。
機械の軍団が自らの意思で人間を支配しようと攻めてくる
そんな設定のマトリックスの最終話、地下の機械室での老人のせりふ
「わしはこの機械の音が好きだ」そういうことなんでしょうか。
映像エンターテイメントとしてみんな観た映画ですが
自然・人間・機械の関係についてとてもいいこと、ハッとすることが織り交ぜられていて
創った人を尊敬します。

元に戻って
廃油ストーブ、あらゆる意味でたいへんです。


年明けのトッカリモータース

  • 2013/01/02(水) 13:22:22

年明けのトッカリモータース

まる一日留守にしたのは半年ぶりくらい
本日は出勤して雪かきや散らかった工場の整理整頓など
自作ストーブの機能追加作業なんかも

そんな感じで部品を必要としない修理は対応可です。
4日から日産、ダイハツの部品がスタート
他は5日以降大体出揃い7日から全体が通常どおりとなりましょう。

その間私は家の用事で遅れて出勤したり早仕舞いしたりということもありますので
5秒で携帯に転送される工場の電話にご一報いただきたいと思います。

一回でも来店くだすったお客さんには年賀状を出しましたが
記事にもしたGTOのKさん、戻ってきてしまいました。大変失礼しました。
またはなから出してなかったのにいただいた富山と宮城の社長、すみません。

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リフトで年越しはやはり昭和車だった・・・




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この高さの窓が



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こんな感じの年末集中型の豪快な降りでした。

と一発ビビらせておいて。札幌の方はお分かりと思いますが
これは三角屋根から落ちたのが一点集中で積もったもので
普通に積もって放置してる場所はまあ、ふとももあたりの深さでしょうか。