模様替えしました。

  • 2012/07/31(火) 09:18:43

前のも好きだったんですが
写真がとちゅうで切れちゃうのを修正するのがわかんなくて
替えてみました。

別に刃物マニアとか危ない人ではありませんのでご安心ください。
色合いが気に入ったのと
いつも真剣勝負というイメージでご理解ください。

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勘だけを頼りに

  • 2012/07/30(月) 21:22:01

スピードメーターが動かないという運送屋さんのミニキャブバン幌仕様
たまに動いたりピクピク動いたりするそうで
まずはメーター本体を疑いました。

しかし、いきなり外すなんて無茶はご法度ですぜ旦那!
ここはまず、診るのが一番簡単なところからでしょう。
お医者さんだっていきなりオペはせんでしょう。
「ここはどうですか~痛いですか~」なんつって押したりたたいたりして
「いてててて・・・・」なるほどこの辺ね・・・なんてね。

クルマはしゃべっちゃくれませんが
クルマにのっかってるコンピューターに教えてもらおうじゃないですか。
どれどれ~ナニ、「車速信号系統異常」なんて記憶が出てきたね!
「スピードメーターが動かないんだから当たり前じゃないのよ!この役立たず!」
なんて早まっちゃあいけませんぜ。

こいつあどうやら、スピードメーター本体はなんともない可能性が高いすよ(この車種の場合)
ナニ?なんでかって?
それが知りたきゃ弟子入りしろってんだよこのスットコドッコイ!
・・・おっと、失礼。

てなわけで次に簡単に診れるとこはどこかな~?
あん?スピードメーターケーブル?このウスラボケ!!
んなモナア、とっくにバブルと一緒にどっかいったアイテムだっつーのよ!
・・・こりゃまた失礼。

ホラホラ、ミッションに車速センサーがついてるじゃないのよ!
私を見て!てな具合に触りやすいナイスな位置に!
ん?そこから信号が出てるかどうか診るのかって?わかってきたようだねおめえさん。
まあ、手始めに電源とアースの具合を診てみようじゃないか。
おっと、この三菱のロック付きカプラーはやさしく解除しないと割れちゃったりするからよ!
コノ字ピンを慎重にスライドさせてな・・・そうそう!

ナニ!もげた!?ほーら言わんこっちゃないってのよ!気を抜いちゃダメだってばよ!!




0730-6.jpg

そっちね・・・そこなのね・・・



中の端子は部品設定がありまして
5個1セットで2千円だか3千円するそうで
防水キャップも同じくセットで似たようなお値段とのこと
アホくさいので慎重に分解→アーティスティックなはんだづけで再使用


こういう端子金具ってサイズは合っててもカプラー側のロックのつめの引っかかる部分がいろんな形で
いらなくなったエンジンハーネスとかとっておくんだけど合うの探すのが大変
クルマのメーカーが違う(=採用してる配線屋さんも違う)と合わない場合が多いようです。
今回のように代わりがない営業ナンバーの場合など
状況に応じて最優先課題を先行して対処します。


「勘だけを頼りに」と言っても
この3個のかぼちゃ、どれが一番重いでしょうか?というのとは違います。
あてずっぽうとは違うんです。正直そういう整備士も珍しくはありませんが・・・

「勘を養う」なんて言いますが
まさに私らの場合その繰り返しで
記憶し続けなおかつ新しいものも意欲的にメモリーしてゆく
そう、検索エンジンと似ています。
元々ないものや消えた(忘れた)ものはHitしようがありません。
全くHitしてる感がないのにどんどん診断作業を進めるということは
「勘に頼る」ではなく「あてずっぽう」あるいは「いきあたりばったり」

クルマの修理じゃなくても、そんなグッジョブに当たりたくありません。













地味だけど無視できない仕事

  • 2012/07/30(月) 09:12:12

これから登録のトラック、ナンバーは返納済でついてませんが
0730.jpg




0730-2.jpg
あら~ビスが折れてるじゃない~
でも大丈夫!こういう見た目に気を使わないのはレベル1と言っていいでしょう。



0730-3.jpg
ファイヤーわずか10秒。患部が熱いうちに裏面にちょびっと出っ張ったビスを掴めばなんなく・・・



0730-4.jpg
獲ったどお~!!カアチャ~ン!!



0730-5.jpg
そのままでも新しいビスは入るでしょうが
ねじを切り直してグリスで防錆もやっときましょう。そこまでで10分圏内。
これが乗用車だと、ほとんどトランクやバンパーについてるのでこうは行きません。
ファイヤー10秒でも塗装はボロボロに、バンパーなんてドロドロに溶けちゃいます。



ナンバーのビスよりもっと神経を使った乗用車の一件
ワイパーアームをどうしても外さなきゃならない事情があるけど
取り付けナットが腐食してもう六角じゃなくなってる!
しかもこの車種独特のいわゆる袋ナットで、油を浸透させといて後で・・・ってのもムリ
もっともアームの穴とほぼ面一なんで、掴んだりタガネで打ったりなんてのもムリ
いつもの工場では「出来ない」と宣告されたそうです。




そこでこんな大掛かりな養生をして
0629-2.jpg



0629.jpg
そこら辺のボルトを溶接。



0629-3.jpg

溶接で火を出すのは一回ほんの1.2秒ですが、そのときの熱が固着したねじにもナイスな刺激で
無事任務遂行。




涙ぐましい養生の跡
0629-5.jpg
0629-4.jpg


他の方法としては・・・思いつきません。
多分、何やっても板金や塗装、あるいは他の部品交換も必要となるでしょう。

これはもうアートじゃね!?とひとりほくそえむひとときでした。





感謝される仕事・されない仕事

  • 2012/07/28(土) 23:08:14

自動車の整備工場ってのはいやいや来られる方が多いと思うんです。
別に不便を感じてないのにやらなきゃならない「車検」あるいは定期点検
明らかに異常な音がしたりエンジンのかかりが悪い場合でさえ
「オウマイガー!何で私がこんな目に…ここぞとばかりにボッタクラレたらどーしよう!?」てな具合に
夢も希望もない場合もあるでしょう。
しかしたまにはこういう方もいらっしゃいます。
「知り合いの板金工場が止めるって言うから行ってみたら、′78のステップバンがあってさあ~」
「ナンバーも当時のままで内外極上!ただエンジンかからないから直して車検とって~」
いいですね~こういう仕事。お客様も私もやる気 満々 。
完成した暁には 双方ハッピー。
現車来ましたがキャブは勿論、タンクまで芳しいかほりで、ちょっと難航するかもしれませんが。
*初めての携帯からで写真貼れません。想像してください。


写真追加します。0729.jpg
-2.jpg

おじさんになっても日々新発見

  • 2012/07/27(金) 21:05:43

お気に入りの作業灯にはごつくて強力な磁石がついてまして
とっても重宝してるんですが
困るのはどうやっても照らしづらいブレーキ廻り。
理想の固定ポイントはだいたい空中なので(笑)
こんなのを作ってみたけどどうも不安定だしいちいち移動するのが面倒。0727.jpg




あとブレーキを照らすとなると車体(フェンダー)あたりならまあいいかもしれませんが
磁石ってのはいつの間にか錆とか砂でじゃりじゃりしてるんで
塗装がキズつくのは間違いないでしょう・・・
間に何か挟むとくっつきが悪くなりそうだしィ~

オッ?サランラップを巻いておいてその都度取り換えるってのはどうよ?
絶対面倒だろうよ・・しかも使い捨てじゃん

じゃあこんなのはどうよ?
0727-2.jpg
紙ね。しかも裏面も使用済の捨てる(リサイクル)か燃やすしかないやつね。
くっつき具合も変わらないみたいだし!
キャディのすき間に一枚!かさばらず超軽量!汚れてきたら床に落ちたオイルの吸い取りに!
これはハマッタ!気持ちいい!超気持ちいい!

ゥン十年後の奇跡

  • 2012/07/26(木) 22:08:37

20日の記事に登場したマツダポーターS46
次のオーナーとなる予定の方より問い合わせが。
事前にFAXした車検証を見ていておかしいことに気付いたそうな。
「全長の数字が小さすぎる」・・・?
大のマツダファンのその方は、当時のデータが載った資料を持っているのでしょう。

車検証に記載の「長さ」は229cm
この車種なら・・・・・・299cmのはずであるとのこと。
現車を測ると確かに290を超えています。
「まあ~人が入力するんだから間違いだってあるでしょう」と検査協会に申告

「なんということでしょう!」
地元にずっとあるクルマのようで、手書き時代の書類が残ってるので確認したところ
今の車検証と同じ229になってるとのこと。
手書き時代って?ああ~!!あったよねそういうの!
白紙の車検証みたいのが複写になってて、全部自分で書いて提出するんだよね~
そしたら複写の下のほうの紙がそのまま車検証になるんだよね~
しかもそのあとも車検のたびに新しい車検証になるんじゃなくて
満了日の欄がいっぱいあってスタンプで新しい満了日を下欄に追加するだけなんで
字が下手な人はカッコ悪いから上手い人に書いてもらったりするのよね(笑)

それはまあ置いといて

そんな事情から推察するに、下手すると一発目から間違ってた可能性もあるそうで(汗)
厳密に測定した結果、指摘どおり「299」。
晴れてナンバーがついてるうちに正しく直ってよかったね~


オートマチック

  • 2012/07/25(水) 20:04:01

0705-3.jpg
こんなのを車検でお預かりしました。
私的にはチェッカーズを連想したりします。



0705-5.jpg
どうやら北海道で生き延びて来たのでしょう。ツワモノというか幸運なやつというか・・・




0705-4.jpg
サービスショット(爆)
オートマが一種のステイタスという時代でしょうか。
オートマチックを略すにしても「オート」ではだめだったのでしょうか(笑)




0705-2.jpg
ワイパーのレバースイッチにレトロなタグを発見。
オートマ車で立体PからおっこちそうになったとかDレンジでバックしたとかの報道があった時代でしょう。
当初は機械の誤作動か?みたいなことも言われていたように記憶しています。
今みたいにキーをONしてなおかつブレーキを踏まないとPレンジから動かせないなんて安全装置も無しで
少し後の時代には「シフトノブが動かない~!助けて~」ってのはストップランプのヒューズ切れが多かったような印象もあったりします。
それを強制解除するボタンが固くって、指が折れそうになった記憶を持つあなたはアラフォー(以降)ですね



0705-1.jpg
裏面がまた泣かせます・・・
これ見てあの事件がどうこうなんてのは流れ星のようにすぐどっか行っちゃいます。
ただただ当時の自分の若さ・青臭ささなんかを思い出して若干うるっとくるだけです。
ひとしきり想いにふけったのち、「自称・凄腕整備士」では終わりたくないと思いました。以上。





整備工場はどこまでやるべきか

  • 2012/07/24(火) 21:48:46

自動車整備工場はどこまでやるべきなのか。

その前に、イチロー移籍、すごいですね。
かつての日ハムの監督・ヒルマンさんも「シンジラレナ~イ!」でしょう。
今日も頼むよマー君と勇んで観戦に向かったら
なぜか対戦相手のソフトバンクのユニフォームで登場!?みたいな
これが一杯やってる席だと
「おいおい!アメリカってのは何でもアリかい!?」
「まったくだ!これじゃ見直しどころかバンバン来るぜお酢ぷれい!?」
てなもんでしょうか。
(特にそこについての明確な意見はありませんのでご勘弁ください。)




自動車整備工場はどこまでやるべきなのか。

何のことかといいますと
ブレーキ踏むとゴリゴリいっちゃってるクルマが来たとします。
パッドがなくなってディスクがガリガリ君、ざっと見積もって4~5万かかるわけですが

A工場は見積もり出してGOサインをもらって即日完成、支払いも完了でめでたしめでたし。

B工場はというと・・・神妙な面持ちで切り出します。
「リフトに上げたんでいろいろ見えたんですが、他にもいろいろと・・・」
「あらら~だいぶヤバいのかい?」
「マフラー穴あき・ドライブシャフトブーツ切れ・ブレーキ引きずり・オイル不足(漏れひどい)etc
・・・などで、半年後の車検では今わかっている修理分だけで15万前後になるかと」
「今回の修理と合わせて約20万ってこと?」
「そういう計算になります」
「もうボディの腐りもきてるしな~この際乗り換えるほうがいいかな?」
「走行距離も13万キロ、ひとつの節目でしょうかね」
「別に大好きなクルマってわけでもないし乗り換えるか!」

おんなじクルマが別の工場に入ったという想定です。
ちなみにB工場は嘘は言ってません。
A工場で修理したお客さん、半年後にもお金をかければ車検とって乗れるでしょう。
しかし実は乗り換えてもいいかな?という気があったかもしれませんし、
遠出することもないし次は軽でもいいかな?という考えだったかもしれません。
極端な話、別にクルマがなくてもいいかもしれません。
実際、A+Bのような工場に愛想をつかして来られたお客さんもいました。
*A+Bとは・・・Aのように修理して支払いの段になってBのような説明を受けて仰天

何が言いたいかと申しますと、
修理屋は修理だけやればいいのか?違うんじゃないか?ということです。

クルマがないと困る人は多いと思いますが、用途はそれぞれです。
仕事で乗り回す=なきゃダメ・壊れちゃ困る・低コスト重視
休みくらいしか乗らない=なくてもいいかも・壊れたら直せばいい
クルマは宝物=ないなんて考えられない・こいつじゃなきゃダメなんだ!

私はあらゆるタイプの人に最適な対処をすべきだと思って仕事にあたりますが
そのためにはどのタイプに近いのかを知る必要があります。
なので知らない場合は最も緊急性があり選択肢も求められるであろう、「仕事で乗り回す」タイプに
対応出来るように頭を使います。

自動車整備士はクルマのお医者さんなんて言われることもありますが
決定的な違いは取り替えがきく/きかないですよね。
誰もがカラダあっての人生ですが
クルマってのはごく一部でかかわっているいちアイテムに過ぎません。
交通事故となるとごく一部なんて言えなくなりますが・・・

まとめると、修理屋だからって「修理遂行ありき」ではいかんよなということです。
販売やってないので修理断念ばっかりだと困りますが(汗)
・・・でもね、梅ちゃん先生ほど根掘り葉掘り訊くまではしませんのでご心配なく・・・

記憶力と想像力

  • 2012/07/23(月) 23:05:31

ハブベアリングが限界を超え「ンゴ~~~~~」とうるさいスバル
分解まえに調査したら、アームのブッシュとボルトが固着してとれそうにないことがわかりました。
神器1号でファイヤーしてもダメそう。
あまり近くをやるとゴム製のブッシュが燃えちゃうので
アームも交換する方向で許可をいただき思いっきりファイヤー!
フォレ1



神器1号でブッシュ破壊・ボルト切断。





フォレ2
アーム&ボルトは新品に。本来の目的のベアリングも交換したし
さて、スパスパ組み立てちゃおーっと・・・・・ん?な、なんか息がくっ・苦しい・・・ぞ




フォレ5
「あっ!お父さん!」
「誰がお父さんやねん!?オマエ、固着防止の処置はやったんかい!」
「あっ・・・」
「次に分解する人がまた苦労することになるぞ!」
「それって・・・」
「オマエの可能性が高いな(笑)」
「・・・汗」




フォレ3
フォレ4
「こんなかんじでよろしいでしょうか。」
「ずいぶんグリスたっぷりだな」
「写真用に、いつもより多めに塗っております(笑)」
「お主もワルよのう・・・」
「いやいや、お代官様ほどでは・・・」
「誰がお代官様やねん!?」


要所要所で気を抜いて、客観的に自らの作業を見直すことが重要です。
たとえはたから見て多少怪しかろうが・・・笑
時間のかかった仕事にミスがあってやり直しになるともう
やる気半減、いい仕事なんて到底望めません。
単純作業ほど、一発で決めないとダメージは大きいのです。

三種の神器

  • 2012/07/22(日) 20:23:59

いろんな考え方があると思いますが
私の選ぶ、整備工場における「三種の神器」(これがなくっちゃ始まらねえ)



KC3Z0169.jpg
<切断機(酸素&アセチレン)>
錆びついたりして緩まないネジにファイヤー!あら不思議、あっさり緩んだわ~
その名の通り、金属部品の切断にも使います。
錆つきやすいマフラー関係には必須だってばよ!
ちゃんと取り扱い資格もあります。




KC3Z0170.jpg
<MIG溶接機>
引き金を引けばワイヤーが出てきてお手軽溶接可能
薄めの鉄板や狭い場所なんかでも大活躍
ゴツイものもくっつけられるので、自作/改造工具製作にも欠かせません。
ちゃんと取り扱い資格もあります。






KC3Z0172.jpg
<作業灯各種>
まずは作業部位をよく見えるようにしなきゃあ、いい仕事は出来ません。
薄暗い歯医者さんやオペ室は怖いでしょう・・・
出張や移動の多い作業にはコードレスのやつも大活躍。
取り扱い資格不要ですが(笑)
「低圧電気取り扱い資格」はあります。





それぞれ、自慢するような高品質ではありませんが
なけりゃあお話になりません。
もちろん、これらだけでは仕事になりませんが
特にお世話になってるなと感じている道具たちです。

<修理例> 
マフラーがもげてぶらさがってる状態で入庫の小型乗用車

新品マフラーが3万だとすると、中古は半分の1.5万前後。
交換工賃¥4000、ボルト類¥1000として合計2万~3.5万となります。
溶接による修理は、1.2万くらい。損傷がひどい場合はやりませんが。

全体がひどく錆びていなければ、中古を使うくらいなら溶接修理を勧めています。
中古は程度のばらつきが大きく、保証みたいなものもないし
オーダーの翌日以降の入荷になるので工場側の段取り上も良くありません。
もげちゃってるケースはそう多くありませんので、ただの穴埋め的溶接なら数千円で出来ます。
また、溶接の場合はあくまで「作業の難易度」で料金設定しますので
新品が5万も6万もする場合は、交換に比べてかなり割安となります。

そんなご説明をしながら、「三種の神器」たちと働く私なのでした。





札幌市西区 トッカリモータース










自分の仕事で何をしたいのか?

  • 2012/07/21(土) 20:55:05

そいつは急に横道から飛び出してきて上ずった声で言った。
「金出せよ!」
手には大きめのフォールディングナイフ。
「早く、いいから渡して」俺の連れが前を向いたまま絞り出す。
「早くしろよ!」と男が突き出したナイフに目をやって、俺は無意識に言っていた。
「何だそれは?」
「コイツいかれてんのか?ナイフだよ!」
「・・・ナイフってのはこういうんじゃないのか?」
背中の鞘から抜いたものを見せてやると、男は数歩あとずさって走り去った。
サムライと勘違いしたのかもしれない。

~クロコダイルダンディより・うろ覚え&脚色有(笑)~




勤め人であれ経営者であれ、ある程度仕事が出来るようになると
社会的地位とか独自性とか安定性とか
人によっていろいろ仕事に意味ややりがいを求める欲が出てきたりします。
私の場合、「エンジンが止まりそうになる」と訪れたお客さんが横で見ている中
ボンネットを開けると同時にたまたま点火系の漏電を発見
「もうわかったのかい!?やるな君ィ~」というガキのころの経験に味をしめ(笑)
予想に反して速く直ったり、安く直ったり、〇〇工場でダメだったのに直ったり
いい方向でお客さんを驚かせることにやりがいを感じるようになったと思います。
今も、思ったより安かったね!とかもう直ったの?とか大好物ですので
うまく使うと、いずれいいことがあるでしょう(爆)
「で、冒頭の小芝居は?驚かせるってキーワードが入ってるだけじゃ・・・?」
違いありません。ゾクゾクするくらい好きなシーンなので・・・



もうひとつカッコイイやつを



「最悪だ・・・」深夜の暴風雨の中クルマがスリップ・ガードレール直撃。
あろうことか修理で預かって明日納める予定だった年代もののデスクに亀裂が・・・
さらには、助手席には成り行きで同乗させたそりの合わない大工ときてる。
ひとまず、向かうはずだった建築現場へ。内装以外は終わりかけている。
大工はこの雨で建物や資材がやられてないか点検して戻ってきた。
うなだれる私には目もくれず、デスクをひっくり返したりして眺めている。
そりが合わないとはいえ、この道50年という棟梁だ。
主だった道具があるといっても、まさか、どうにか出来るというのか。
「明日の約束だったんです。今夜中には直せませんよね・・・」
「全く同じにか?そいつあ難しいだろうよ」
「やっぱり無理か・・・」
!?デスクの裏側を覗き込んだまま、大工は薄笑いを浮かべてやがる!
「俺ぁ今まで、こんな雑なシゴトやったことねえからよ!」


~みんなのいえ より(同じく脚色有)~

すいません、どちらも観てないと伝わらないような気がしてます(汗)
おやすみなさ~い!










どこでも出来るわけじゃなさそうな・・・

  • 2012/07/20(金) 22:40:20

こんなのやってたかと思ったら・・・
0720-1.jpg



こんなのに行ったり(笑)
0720-3.jpg
0720-5.jpg




「あそこで出来ないって言われてさあ~」とか言われると
「へえ~なんでだろうねえ~」なんちゃって涼しい顔して受注します(笑)


札幌市西区 トッカリモータース

診断が後回しに・・・

  • 2012/07/19(木) 20:58:09

たまにあることですが
お客さんが部品を持ってこられて「これ交換して」って
明らかに方向が間違ってる場合はすぐには交換せず根掘り葉掘り問診しますが
今回は事前にディーラーで診てもらい、中古部品も用意したというので(業者さん)
いきなりやっちゃいました。

ABSの警告灯が点灯しており
持ってきたのは油圧ポンプ/切り替えバルブ/コンピューター・・・がひとつになったお得な部品(笑)
言わばこれぞABS!という心臓部 こんなの↓
ABS.jpg



交換後・・・警告灯消えず(=直らず)涙
故障履歴をリセットしないとダメな場合もあるのでやってみるも・・・
「電源が来てねーぞ」的なエラーコードが出ております。
こういう場合はまず一番簡単に診れる「ヒューズ」から。



3連ヒューズ2
こらまた特殊なやつで、3つのヒューズが一体化した言わば3連ヒューズ!



真ん中のだけが見事に切れていましたが、当然丸ごと交換です。
こんなの在庫してませんので、
本当にコレを交換すれば完治するのかどうか部品が届くまで安心出来ないじゃないですか・・・
ということはお客さんへの報告も出来ません。
そこでよく見ると近くにある緑色のが同じかたちっぽい?


3連ヒューズ1
アンペア数は違いますがやっぱりどうも同じかたち。



つけてみるとエラーコードはリセット出来、警告も消えました。
発進時に行われるイニシャルチェック(心臓部の自動試運転)の「バイ~ン」音確認

こうして、あとは新品ヒューズを交換すれば修理完了という安心感をもって次に進めるわけです。
細かな診断である程度の確心を得ても、まだ安心するのは早い!こういった「検証」を行ってから
「こうすれば絶対直るんです!」と(内に秘めて)お客さんに連絡するようにしています。
同意を得て作業実行後に「いやあ~まだ悪いとこがあるみたいで・・・」
なんつーのは許されない!と思って真剣勝負しております。


札幌市西区 トッカリモータース

俺は整備士だ!と胸を張って

  • 2012/07/18(水) 20:56:14

波形2

必要に応じて、狙った装置の心電図のようなものを診断材料にすることもあります。
悪くもない部品を交換するのを防ぐためです。

医療ミスならたびたび公になって報道もされますが
自動車修理の誤診や作業ミスでそうなることはまずないでしょう。
その割に、「大金払ったのに直ってない気が・・・」とか
「エンジン載せ替えたほうが早いんじゃない」とか
”それでいいのか”的な話が耳に入ることはよくあります。

ハイブリッドや電気自動車じゃなくても、もっと言えば10年以上前のガソリン車でも
とっくに「いきあたりばったり」では修理出来なくなっています。
手当たりしだいにちょしたり交換すればいずれはHITするのかもしれませんが(汗)

客観的に見て自動車整備工場って、荒っぽい/いい加減/汚い恰好・・・(ディーラーを除き)
逆に、ここはちょっと違うなと感じていただけるよう、
「考えて仕事する整備工場」を実践している毎日です。

最近多いブレーキ修理

  • 2012/07/17(火) 23:05:17

最近増えてきた気がする修理のひとつ、ブレーキの引きずり。
踏んでもいないのに、効きっぱなしになるという状態を言います。

「なんか変!?」と気付くきっかけとしては

①スピードを落としていくとグゥ~とかキュウ~とか変な音が聞こえる(腹は減ってない・・)
②発進のとき以前よりアクセルを踏まないと進まないような?
③ハンドルをしっかり持ってないと勝手に左右どちらかに曲がって行きそう

もしかしてブレーキの油圧装置の中が錆びてるかもしれません↓



cariper.jpg



pistonseal.jpg
一枚目の穴(キャリパーのシリンダー)にこれ(ピストン)が収まっており
黒い輪っかが泥や水の浸入を防いでいます。
注射器と同じ構造・作動になってまして、
ブレーキペダルを踏むと逆に針のほうからブレーキフルード(液)が送り込まれ
指で押す部分が出っ張って来てブレーキパッドを押し付けてブレーキが効くといいますか。

クルマを車検に出すと、ブレーキフルードは交換しないと危ないので・・・と言われたりしますが
ひとつの理由として、油圧系統内部のサビを防ぐというのがあります。
ブレーキフルードは水取りぞうさん(笑)のような性質を持っており
乗らずにほっておいてもどんどん水分比率が高くなるものなんです。
つまり、鉄で出来ている部品を内部からサビさせることにつながるのです。

しかし、今回の事例はそれとはちょっと違いました。
原因は黒い輪っか(ダストシール)の劣化です。
つまり、内部からではなく外から侵入した水分でやられたんです。
もちろん冬場は融雪剤という名の「塩」にもさらされています。

最近はそのパターンが増えている気がするのです。


piston side
ピストンもサビまみれでしたが、磨いてこれくらいになればまだ使ってもいいでしょう。

ゴムで出来ているダストシールは、少し走れば素手では触れないほど熱くなるブレーキの熱にさらされており
水や泥、融雪剤と戦い続けています。
車検に出すたびに交換する必要まではありませんが、5年も乗ったらやってもいいと思います。
ブレーキをオーバーホールしたいんだけど・・・と言うとその方向へ進むはずです。

札幌市西区で自動車整備工場をやっています。

  • 2012/07/16(月) 15:23:44

札幌市西区で自動車整備工場をやっています。
トッカリモータースといいます。
店主は民間工場では数少ない一級整備士(国家資格)。
新車ディーラー・オートバイ屋・トラック屋・板金屋などで修行を積み
この道20年と少し経った昨年はじめに独立開業。
臨機応変、創意工夫をモットーに日々奮闘しています。

屋号の「トッカリ」はアイヌ語でアザラシを意味しています。
動物好きの店主が、地元北海道を代表する動物のひとつであるその名を拝借しました。
岩場でごろ寝する彼らのように、快適・安心なイメージでクルマを使うためのお手伝いをしたい。
水中では打って変わって高速のハンターとなるそのスピード感をもって仕事にあたること。
クルマが環境に及ぼす影響を軽減するためのメンテナンスについても提案すること。
(彼らは温暖化の影響を大きく受ける代表とも言えます)

いろいろ語りたいことはありますがそれは追々