義務教育の中のサバイバル術

  • 2017/07/25(火) 11:33:26

きのうおとといと、更新してるはずの当ブログをみてがっかりされた方。すみません。
特筆すべきネタもないというか写真がまるでないし
少しでも作業性を良くするべく携帯さえも身に付けてないもんで
無理にネタを作り上げてみました。
ほぼ、ためにならないヨタ話ですんで気楽にどうぞ。



IMG_3973 (1024x768)
訳あって仕入れたコレ。
置いた場所が購買意欲をそいでしまうのか、みんなにスルーされちゃってもう7月下旬。



IMG_3972 (1024x768)
良く見るとすごいインパクトなんですけどね。
そこまで冷えるんならドライバー一人くらいは涼しいんじゃないのか!?
クーラー無しの旧車やエアコン壊れたままの車検のクルマに使えるんじゃないのか!?



IMG_3974 (1024x768)
開けちゃいました。
冷やすためのユニットはティッシュの箱くらいの大きさです。
ペルチェ式といってガスじゃなく電気を流すと冷たくなる素子(!?)によって冷やすそうです。
なんでも小型冷蔵庫にも採用されてるそうな。



IMG_3975 (1024x768)
早速シガーライターにつないで炎天下の車内で検証。
もちろんクルマのエアコンはOFF。
ほんの2分ほどで冷風が!しかし風量が弱い。10cmも離れると無いのと同じ・・・
ちなみにファンのついてる丸いとこからは全く風は出ません。



IMG_3976 (1024x768)
さらにあろうことか、冷風の出る背面のスリットからは温風が!?
同じくさっきの裏にあたるファンのついてる丸いとこからは全く風は出ません。



IMG_3977 (1024x768)
ぶっちゃけこういう位置関係になっとります。

まるで親潮と黒潮のぶつかる三陸沖や~(=゚ω゚)ノ

ま、結局涼しくもないしサンマもアジも来ないしぜんぜん役に立たないわけですわ。
これは多分中学で習ったエネルギー(熱量)保存の法則を覚えてれば試すまでもないことで。
クルマの(もちろん建物も)エアコンは冷える部分のみ室内に配置してるからこうはならないのね。
言っちゃえば窓から缶や吸い殻を捨てるのと地球さん的にはおんなじだ。

しかもクルマは個々に燃料を焚いてエンジンの動力を使ってガスを循環させたり
電気を生み出してファンを回したりして車内を快適にして車外に熱を放出するだけじゃなく
焚いた燃料は二酸化炭素と言う名の温暖化ガスをも排出してる・・・とか始まっちゃうと
そういったシステムを正常作動させるのを生業としてる我々は明確なポリシーを求められても困っちゃうので
一応認識としては持ち合わせてると言うにとどめるしかないんですが。

というわけで一度開けて作動確認したこのクーラーバッグ
キャンプに、話しのネタに、税込¥3000-でよかったらどうぞ。
念のためですが本来の使い方をしても車内にそれなりに放熱しますので
エアコン壊れてる人は直してからのほうがいいと思います。
蛇足ですがエアコン修理は当店で承ります。
*先日家のエアコンのご相談がありましたが(本当)クルマしか出来ません。



IMG_3965 (1024x768)
この牙で頻繁に噛まれてますが跡がつくくらいなので手加減してるようです。
痛いけど。


IMG_3971 (1024x768)
こういう姿に萌えてうかつに手を出さないでください。














スポンサーサイト

エアコン修理本番。

  • 2017/06/10(土) 20:15:26


以前にお伝えしたとおり、エアコン修理は時間がかかります。

その原因の9割がガス漏れによるものでありなおかつ
その場で圧搾空気なりガスなりで加圧して「シューーー!!」なんて
いかにも漏れてるぜい!なんてのはまずお目にかからないので
①新車から蛍光剤を入れてくれてる車種でなければ新たに入れてやって
②しばらくご自身で乗っていただいたのちに再度点検のため来ていただく
という二段階にわたる工程が必要だからです。

そこで部位を特定出来れば見積もりを出して打ち合わせのうえ着工となりますが
入荷に時間のかかる部品が必要になった場合はさらに
入荷まで我慢して乗ってもらうというケースもあります。
原則、危険も違法性もない故障なら代車の要否にかかわらず乗ってお待ちいただきます。

本番てゆーけど、札幌あたりはまだ最高気温20度あたりを上下してるからまだまだだろーとお考えかもしれませんが
前述の①から②に至るまでは二週間からひと月程度見込んでいます。
たくさん漏れれば漏れるほど蛍光剤の反応が発見しやすいからです。
つまり例えば8月前半に①の仕込みをして、最短で②で発見出来たとして部品もすぐ来たとして
その冷え具合を実感出来るのは残暑の厳しい年でもせいぜい9月いっぱいですから
今シーズンに限っていえばほんの一か月そこそこということです。

ま、考え方次第ですがエアコンサイクルが機能するということは除湿機能も働くので
涼しくなっても雨の日の窓のくもりがすぐ消える等のメリットはあるし
よほど運が悪くなければ次のシーズンは冷えるでしょうからいいんですが。



IMG_3876 (1024x768)
ちゅーことで①の種蒔き工程で来られたはずのノートですが
実はすでに蛍光剤が入っていてその場で一か所は反応が見られたのでそのまま続行。
念のため邪魔なバンパー外して見たら二か所漏れてました。



IMG_3875 (1024x768)
まずコンデンサーという一見ラジエーターに見えるデカい部品の右側。




IMG_3871 (1024x768)
パイプ接続部のパッキン不良と思われましたがなんかガビガビ度が半端ないんで切り離してみたら



IMG_3872 (1024x768)
ガスとオイルに浸かってるはずの先っちょのほうまで粉吹いてて
赤く書いた位置にあるはずのOリング(ゴムの輪っか式パッキン)がない。




IMG_3873 (1024x768)
なんだ。コンデンサーの穴のほうにあったじゃん。などと言ってる場合じゃない。
本来パイプにはOリングが収まる溝が彫ってあって、人の手とかツメじゃ外れないくらいぴったりハマってるの。
つまりは現状、その溝が朽ち果ててしまってる=パイプがダメ。こんなのはじめてよん。



IMG_3878 (1024x768)
そのパイプはここまで一本もの。



IMG_3877 (1024x768)
そしてもう見えなくなる。室内に入るその寸前まで一本もの。
できんのかオレ。やるんだけど。



IMG_3870 (768x1024)
コンデンサー左側、レシーバータンクの接続部にも反応あり。
このタンクはガスライン内の除湿という大仕事を任されてますが
さっきのパイプの感じからいって続投は厳しいので替わってもらいます。
純正だとコンデンサー+このタンクで4万近いですが
ジェネリック医薬品ならふたつがセットになってて超お得。
正規を超えたジェネリックと呼ばれるこの私とセットでまたお得。話半分に聞いとけよな



IMG_3860 (768x1024)
普段はこうですが



IMG_3859 (768x1024)
戦闘態勢に入ると現れるこの逆立ちをケンシロウの防具と呼んでいます。



IMG_3863 (1024x768)
お外に夢中の時はオレもカメラも眼中にない。


エアコン修理について

  • 2017/05/21(日) 19:45:50

すでに何台か来られてシーズンインを感じるエアコン修理ですが
お問い合わせいただく前に申し上げといたほうが親切だろうと思うので書きます。

①見積もりだけでもタダじゃありません。
 信頼性の高い、予算を組む材料として用いるのに値する内容を提示するとなると
 実は修理決行時の半分くらい作業をすすめなければなりません。
 ガスと蛍光剤を入れて一旦お返しするだけでも¥12000~¥14000程度かかります。
 

②来られたその場ではほぼ終わりません。
 修理する場合はもちろん、見積もりだけでもです。
 なんぼ短くても2時間程度お預かりする必要があります。
 修理の予定がないガスチャージだけなら他へどうぞ。


③いちど修理して冷えるようになっても万全ではありません。
 クルマに使われるあらゆる流体のなかで、エアコンガスは最も高圧になります。
 熱いときキャップを開けると「ブシューッ!!」と吹き出す危険度MAXのイメージのラジエーター。
 作動中のエアコンガスの圧はその10倍以上まで上がります。エンジン停止中も真夏だと5倍。
 そのラインのほとんどが外にむき出しでついてて融雪剤にもさらされる。
 極端に言えば、エアコン修理は一時の快適さを得るための贅沢な出費です。

以上、もう誰も来てくれないんじゃないかと思いながらも正直に書きました。



IMG_3783 (1024x768)
とはいえエアコン修理屋じゃないのでこんなのも来る。
ま、やるこたぁクラッチ交換だけどミッションがデカい。



IMG_3775 (1024x768)
こういうものは自分がそういうモードになってるうちに終わらせるのが吉。

が、レリーズベアリングを外すときチャリーンてなんか出てきた。



IMG_3776 (768x1024)
折れてやんの・・・
フォークの支点となる頭がボール状のピボットのねじ部が・・・



IMG_3778 (1024x768)
当初ツライチだった最悪の状況から穴開けようとしたら
歯が切れなくなってドリルの回転でさらにねじ込まれました。
喜ばしい事態です。固着などないという証明。
なのでこういうとき用のタガネで地道な彫刻作業。



IMG_3779 (1024x768)
こんなちっこいタガネ売ってるかどうかは知らんけど
ちゃんとした六角レンチを惜しげもなく改造すれば使えます。
最近まるでないですがかつてはあまりはっきり言いたくないとこに使いました。



IMG_3781 (768x1024)
とれたけど部品は月曜だってさ・・・あー、これ金曜の話ね・・・
さすがにこんなの溶接して使うことはないです。安いんで。
もうオレのモードは解除、リフトは封鎖。



IMG_3784 (1024x768)
こっちはモードに入ったり出たりで気が気じゃないし。



IMG_3786 (1024x768)
暑い日の猫のいる位置に寝てみると涼しい。


















 
 

過ぎ去った夏・遠い目の秋

  • 2016/09/20(火) 19:21:23

IMG_3209 (1024x768)
この夏は本当に切れ目なく様々な仕事をさせていただきありがとうございました。
言うまでもなく別に海の家じゃないんで何かの区切りがついたってわけでもないんですが。
もっといえばまだ暑かった時期の案件も未だに引きずってますが。

例年にも増してエアコンの修理が多かったんですが
10年前はまず見なかったコレ、コンプレッサーってガスを循環させるポンプのマグネットクラッチのトラブル多発。
詳しく言えばその構成部品であるコイル。電磁石です。内部の断線です。
このコルトってやつはそこが単品供給されててリビルトより中古より安くてお得。



IMG_3210 (768x1024)
それはいいんだけど、作業過程で外したベルトのヒビがひどすぎて追加発生。
嫌ならそのままつけてもしばらくは乗れますけどね。
今の¥5000-と、半年後のそれプラス工賃とさらに来店の手間を比べたらやっぱ今でしょ。


IMG_3211 (768x1024)
実際には電話でその惨状をお伝えしてるわけですが
こうするともう、とてもまたつけてくれとは言いたくないでしょ。
このクルマの場合、一部こういう向きの曲りでエンジンについて回るからなおのこと。




106 (854x480)
さらに、同時に気付いたものの部品が道外でかつお盆がからんで一発で済まなくなった原因はコイツ。
エンジンの動力をベルトに出力するクランクプーリー。
静粛性を考えた構造であるダンパーゴムがふやけて、2ピースの鉄部品どうしがずれちゃってるの。



105 (854x480)
こんなにずれてるのにベルトが溝からずれたり外れたりはしないんだな。



109 (480x854)
でもほら、エンジンに近づく方向にずれてるから当った形跡が。
もっと大元の原因は茶色のオイルシール。漏れたオイルがプーリーのゴムをふやかしたの。
写真は交換して洗浄したあとね。

こうなるともう、バッカ野郎~ぬるい風出しやがって~と工場入りしたはずのそのエアコンに
もっと重大な事態になるのを防いでもらったという解釈になるの。
そしてそういうケースが実は月に数台というペースであるの。

車検も定期点検も所詮はそんなに古くない・距離の延びてないクルマを維持するための、しかも最低限の義務として定められたもの。
重大な事態を防ぐのは、乗ってる本人の「なんか変?」という感覚。



IMG_3031 (1024x768)
違うクルマの違うスタイルのベルト新旧。
ベルトってな本来、真冬の朝一だろうがスーパーでの切り返しだろうがキューキュー鳴らない。
一見これなら張り直してまだいけるべ!



IMG_3030 (1024x768)
でもそれはある一方向から見てるに過ぎない。
それにアンタ、もう何年このベルト使ってるか把握してるのかい?
オレに言わせりゃそうさな、一足のスニーカーを毎日で3年も5年も履くかって感じだな。




IMG_3214 (1024x768)
こんなマトリックスのお船のオペレーターみたいな仕事で預かったクルマでも


IMG_3215 (1024x768)

試運転に出りゃスタビライザーのガツガツ音が気になってエンジンの診断どころじゃなかったりですわ。



IMG_3100 (1024x768)
そんなに暑くなかった時期に先行して直したエアコンの結果が真夏に判明し
上機嫌のオーナーがこんなにめんこいのを連れてきてくれました。



IMG_3162 (1024x768)
こっちは止まってるクルマが好き。でも動くと大騒ぎ。



IMG_2976 (1024x768) (1024x768)
http://umihyou.blog.fc2.com/blog-entry-239.html
おまけ・追跡シリーズ「あのマフラーは今」↑3年前に大工事した排気管のその後。
フランジあたりがキビシくなってはきたものの、再塗装のみで今回も車検更新。

こういう仕事がしたいので、「車検が切れる半年後までもたせてくれ」みたいのは
たまたま暇であれば絶対やらないとまではいいませんがけっこう嫌々です。



















焦るんじゃねえ。エアコン修理。

  • 2016/06/17(金) 10:36:16

IMG_2824 (1024x768)
ご自分のクルマのこういうビューを目にすることはめったにないのではないかと想像しますが
この車両、異常にキレイです。
錆らしき錆がまるでない。探してもない。かといってノックスドールもシャシブラックもおそらくシャシクリアでもない。
これが初年度登録と登録年月日が同じ札幌のH2車とは現車を目の前にしても信じがたい。



IMG_2818 (1024x768)
そこから垣間見えるのはクルマという過酷な条件下で稼働する機械であっても
本来すべき管理とメンテナンスによってここまでもたせられるんだという事実。

その大部分を担ってきたであろう工場が二の足を踏んだというエアコン修理で
25年という時を経て「カムリプロミネントがトッカリモータースと出会った―」
というわけで金色の部品が怪しいのでその旨見積もってGOサインをいただきました。



IMG_2816 (1024x768)
コレね。これがもし生産中止だったら違う車種のを流用するとかてこずったかもしれないけど
それを理由に「出来ません」とは言いたくないしどうにかすると思う。それほどの極上車。




IMG_2811 (1024x768)
10年もたつとこんなコ汚いケースに収まっててそれ自体もカビっぽい埃っぽい冷却器から顔に向かって風が出ます。
フィルターを通して外気を取り入れるようになった近年の車両はだいぶマシですが
暑い車内で冷えた冷却器はビールジョッキよりよっぽど汗をかくしかつ日も当たらないという都合上
カビや水垢を培養するのに最適な条件が整っているのもかかわらず
パカッとカバーを開けて1時間で洗浄サービス完了♪という造りには大体なっちゃいないという
知らなきゃよかったクルマの実状。



IMG_2815 (1024x768)
中身の冷却器本体はすっぽり入る容器が無かったので買って来て洗剤の湯で入浴させました。
間違って回路に水分が入っちゃいけないからパイプ出入り口にはキャップで厳密な養生。



IMG_2817 (1024x768)
いいかげん説明するのも聞くのも飽きてきたけどよー。
どっかが詰まったらこのフィルター内臓のタンクは信用できねえから同時に替えとけってんだコンチクショウ。



IMG_2814 (1024x768)
こんなもんで勘弁しろよな。黄色っぽくくすんでるのは多分断熱材のノリ由来の汚れだからよ。

ついでに機能してはいたけど怪しい音を発してたコンプレッサーもリビルト品ゲットで交換し
無事冷たい風を手に入れたわけですが今年の札幌の6月は寒い。やらなきゃよかった(ウソ)。

以上、たいして難しい話じゃないのに通ってた工場で渋ってたのは
一発で決めようと考えると揃わない部品がいくつかあるから。
私としては、今回は冷えない原因が「ガス不足」と「回路の詰り」の二種類存在すると思われたので
事前に漏れが「急速ではない、微量である」ことを確認したうえで
ひとまず効かせることを優先、ガスチャージ時にはあとで漏れたら痕跡を残す薬剤も同時投与することにより
後日漏れて効かなくなっても発見を容易にする措置で二段階で修理しましょうと。
とっても運が良くて今回脱着した部品や関連パッキンが原因だった場合はこれで終わりだし。

というわけでエアコン修理は無理して一発で決めようとするということは
良くても悪くても替えなきゃならない部品がどうしても必要になります。
いろんなやり方をご提案しますのでどうぞご相談ください。




IMG_2791 (1024x768)
ま、どうにかなるって。