何とかするということ

  • 2017/11/20(月) 18:59:10

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最後に動かしたのはいつなのかは知る由もありませんが
車検が切れてまる19年という’77年車。ちょうど40歳じゃん。

大事に保管してた旧オーナーがどうやら、キャブはもちろんタンクまで空にしてくれてたようで
それほど大仕事しなくてもエンジンはかかりました。

これが2ドアクーペだったり2000ccのエンジンだったりしたら多分
歴代オーナーの誰かがあっちこっちいじりまくってオリジナルとはかけ離れた状態だったでしょうな。
1800のセダン、比較的低グレードだから毒牙をまぬがれてついに日の目を見たのね。




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とはいえ無傷とはいかない。
始動後すぐに、オリジナル負圧式燃料ポンプから盛大に燃料噴射。
燃焼室にではなくエンジンルームに。




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現代を生きる昭和車ではよくあることです。
ゴムの膜の伸び縮みを利用して、言ってみれば肺とか心臓のような働きで燃料を吸って出す構造ですが
全部を密封すると空気抵抗が邪魔になるからケースに空いてる通気口。
ここからピュッピュと出ちゃってます。内部のゴムの膜にヒビでも入ってるんでしょう。

移動したいんだけど危ないのでビスで塞いだら全く機能しなくなりました。やっぱ必要なのね。
というより中が空気ならまだしも燃料が漏れてるとこ塞いだらその抵抗は空気の比じゃないわな。

無いなら無いで電気式のとかでどうにでもなりますが、幸いにして同じ部品が入手出来て事なきを得ました。
パッキンまで付いてきて超うれぴー。
造るにしてもこんなシンプルな形だからどうってことないですが
それでも買うよか10倍くらいかかりますんで。




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来たときスカスカだったクラッチはマスター・レリーズ共に一新。




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今は抜けてないブレーキの油圧系も一新。
ブレーキ油交換したらマスターシリンダーが逝ったなんてトラウマもあるし
そもそも道路を走ってちゃんと帰ってこなきゃだめなんだから。





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キャブのここのフタのパッキンが

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外したらこんなことに。

それ用のホンマもんは買えませんでしたが、自動車メーカーに供給してる材料屋さんまでさかのぼって
ちゃんとガソリンに耐えるいいものをわけてもらうという手もあるいい時代。



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う~ん。



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たまりませんな。




多分この仕事に就くひとの多くは、本当は自分のセンスでなんとか工夫して
「直したい」「乗りたい」という要望に応えることにやりがいを感じるんじゃなかろうか。
部品があるかどうか調べるだけでも手がかかったり待ち時間が長かったりして
商売として、特に大人数を抱える事業として考えると率が悪すぎるので
私も勤めた工場によってはそんな仕事請けるのを許されなかったりしたもんです。
かつての販売店の工場ですらまず受け入れてくれないというのは無理もないことです。
 
かく言う当店も、常時そればっかりでは多分キツイでしょうが
幸いにして若い時分から古いクルマも加工仕事も好きだったこともあって
もう普通のアタマでもカラダでもありませんのでここぞというときはどうぞ。



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おヒマ顔。



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こんばんわ。島崎 遥香でーす。(いい意味で)(?)

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いまどきのノッキング事情

  • 2017/11/13(月) 19:38:43

気がついたら二週間も空けてしまいました。すみません。
そう多くない「玄人さん」に難解な診断を投げかけられ夢にまで出て来て泣きそうでした。

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H11のカルディナ。お題は加速中のノッキングらしき異音。
付き合いの長いディーラーでは何度か対処して都度良くなってはいたものの再発し
最近エンジン本体に問題ありとオーバーホールの必要性を説かれたそうで。
まあ業界的には「いい加減買い換えろ」とか「こんな古いの診きれない」という体のいい断り口上ですが。

ノッキングってな大体加速中に起きるもんだべや。てことですが試走してみると。
ほぼアクセル一定の、「加速っちゃあ加速だけどよ・・・」というレベルで最もひどい。
急加速中じゃないから、ずーっと音を出し続けることすら可能。
最初に診たプラグは「すす」が皆無。強いて言えば焼けすぎか。
でもそこからそれ以上の糸口は見つからずついでに診た圧縮もまるで正常。



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タイベルのシールが妙に焼けてるのも気になりますが
すぐそばの配線の被膜がパリパリなのに気付く。



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ちょっとさわったら表のまとめ被膜だけじゃなく、複数本入ってる線のそれぞれの被膜も崩壊してると判明。



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まあでもノッキング(?)以外に不調はないし、たいしたデバイスじゃないべと思ったら
まさかのクランクセンサーの線じゃないですか。
すぐ近くのカプラーはロックのツメを押したらあろうことか本体が崩壊したんで
直付けしようと剥いた中身もすでに腐食中。



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腐食したとこは半田が付きませんので紙やすりで処置。
これ以上遠くで剥くと狭くて繋げられそうにないから。



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ホントはこの他にシールド線というノイズ侵入をバリヤする一本があるんだけど
これで症状が一変するかもという期待があってひとまず割愛。カッツ・アイ。解る奴だけ解ればいい。
ひとまずって割にコルゲートしてるけど。

ここからが長旅の始まりだった。
配線修理後>変化無し。
当時の純正機に近いデンソー製ツールでのデータ観測で目立った異常なし。
強いて言えば水温が常時90℃~高いときは100℃で気持ち悪いので
電動ファンリレー直結で回しっぱなし>出づらくはなるけど劇的じゃない。
VVTのアクティブテスト>実測値は見れないけどMAXでエンストするという確認方法はクリア。
エアフロの信号に可変抵抗(ナガツマシーン)で偽情報>変化無し。
同じくスロットルセンサーにも。>変化無し。
ここらへんでカム・クランクセンサーやVVTコントローラー本体に疑いが向くんだけど
センサーは他の不調がないから波形なんか見てもなーと、後回しに。

なんかこう書いちゃうと順調に次から次へと進んでるかのようですが
現実にはVVT制御の勉強に時間を費やしたり偽信号接続の配線を加工したり
次の一手が尽きて頭を抱えたりグレたり最悪解らなかったときの言い訳を練ったりいろいろです。




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この時点でまる一日と半日経過。試走と調べものの比率のほうが高いと思う。
ノッキングじゃなくてVVTの異音なんじゃないかと妄想にハマり始める。
じゃあそれを動かすための油圧切り替えのバルブのカプラー抜いちゃえ。
>全く出なくなる。
なんでそういう10秒で出来ることを最後に回すかなーってのは非当事者ならではの気の抜けた意見だ。
でも実は勤め人時代、後からふらっと来た同僚や先輩の無責任な一言が的を得てたりってのはあった。
 
なんか繋いじゃってる電球は、ここ抜くとコンピューターにばれちゃってチェックランプが点灯し
緊急措置プログラムを発動されちゃうと本来の制御下での厳密な検証が出来ないから。
いわゆる「切れてないっすよ!」的ダミー負荷。「キレテナーイ!」とも言うな。解る奴だけ解ればいい。



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そんなことは全く狙ってなかったんですが驚くことに
エンジン回転が変化すると電球の明るさが変化する=電気的な制御は行われている。という簡易的な判断も出来ました。

ちなみに依頼者はあくまで「玄人」だから
長年の付き合いのディーラーにそのまま現車を投入、
私の点検結果を参考資料として提出し車検時期でもあったんであわせて作業依頼。
私はもちろん、「〇〇交換が必要」なんてとこまでは断定してないけど
なんでも二個のスピードセンサー交換、私のなんちゃってな配線は本修理で結果が出たとか。
あれもこれもじゃなく最も時間的・部品代的に負担の少ないところから攻めたのは定石だけど流石だし
あっさり関係を断ち切らない依頼者の器量、そしてディーラーとの良好な関係が伺えるいい結果。
これか。WIN・WIN。

あくまで点検、検証結果を提示しただけで結果まで行かずズルいとも言えますが。
ま、こんなこともやってるってことですわ。



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フィギュアスケートをやってるテレビの前ではポーズを決めます(ウソ。いつも。)



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家だとほとんど襲われないのはなぜなんでしょうか。















KEI ワゴンR等々スズキの仲間たち Fロアアームの悲劇

  • 2017/10/27(金) 18:57:00

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スズキの軽は大昔から似たような足回りになってまして
写真右端の黒いゴムブーツの中のボールジョイントという関節部にガタが出ます。

写ってませんがさらに右にはタイヤがついてまして
ここが軸となって左右に向きを変えるので大事です。

ガタがデカいとバスケの試合中ボールが来てピボットで周囲を伺おうにも
軸足のシューズのひもがダルダルになってるやないかーい!的な。



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作業は楽しくはないけどまあたいしたことない。
ここのボルトが普通に緩めば。
でも近年の軽は10年15年使えちゃうから
こんな修理しなきゃさわらないとこは固着率が年々アップ。



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諦めずに回して折っちゃうと直せるかどうか超不安。
相手のネジはフレームという交換が効かない構造物の密室内に閉じ込められてるから。



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別にこんなとこにミッキーだかクマさんのワンポイントで自己主張したいわけじゃない。



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固着を解くために直火を当てたいがための苦肉の策。



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これも初めてのことじゃないから頭真っ白ってこともないけど
ねじは緩んだけどボルトが通ってるカラーなんていうパイプとも固着してる二重苦。
カラーはフレームのボルト穴より太いからボルトと固着してる以上
絶対にこれ以上分解出来ないの。



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前後するけどそのカラーは替えたいロアアームの中に入ってて見えもしないの。
だからまずロアアームを切り裂いて



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どかして



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カラーをがっつり火で炙って固着を解くんだけど
どかしたロアアームとカラーの間に分厚くくっついてるゴムブッシュは
事前に刃物でこそぎとらないと炎をあげて燃えるし臭いから重要な工程。

そこまでしてミッションに当って抜けないのか!?
と初めて想定してない事態かと震えましたが
マウントのゴムのたわみ分だけのミッション移動で済んでホッ。



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このオープンな環境でヒビのあるドライブシャフトブーツも対処だぜ♪
と、終わりが見えた気がしたのもつかの間
どうやってもハブからアウタージョイントが抜けないという三重苦。
控えめなファイヤーでもベアリングのグリスのかほりが感じられたので
割れブーツに逃げました。深追いはいけません。

(趣味でない)古いクルマの場合、修理代が大きくなることはすなわち本末転倒ですから。
ま、このKEIは僕のですけど。



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安心してください。埋めてますよ。



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新技。死んだ昆虫のポーズ。







クラウン・マークX・レクサスなんかのマフラー

  • 2017/10/17(火) 19:17:28

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クラウン・マークX・レクサスあたりのV6エンジンのマフラー穴あき修理の話が増えてる気がします。
4GRなんてエンジンを積んでる、だいたい10年過ぎたころの車種ですが
トヨタはクルマの型式にエンジン型式の一部を入れる決まりでして
GRSとかGRXとかGSEなにがしというふうに。これはGSE25の終わった状態。



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こういうカバーで覆われてて、はぐってみないとどんだけ痛んでるのかわかりません。
なのでいつも金額設定に困りますが、簡易的に音の大きさとかで予想することが多いです。
新品部品採用だと工賃入れて15万くらいなので、現物修理だと過去最も高くてその半分くらい。




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こんなに穴だらけって感じの音には聞こえなかったんですが。



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ハンマーで打診して弱った部位を絞り込んだうえ、広めに補強して穴ごと塞ぎます。
想像してたより範囲が大きかったけれど、どこもグラついてないのは好条件。
最初からクルマから外して修理できるから。



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なんか、楽なドライブシャフトブーツみたいのを自作してくっつけました。



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見積もり甘かったけど約束してたので税込¥43200-。
それが高いか安いかはどれだけもってくれるかで決まると思います。
つまり、ひと月ふたつきでそれについて語るのは無意味。
いってみれば「修理」という買い物においてはみんなそうか。



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オーディション用。出ないけど。



ブレーキあるある

  • 2017/10/09(月) 18:50:07

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ブレーキペダルの向こう側、エンジンルームに付いてるマスターバッグ。
エンジンが発生させる負圧を利用して、軽く踏んでも止まれるようにする装置です。
「軽くって、けっこう踏んで止まってるぞ?」
と思われるかもしれませんが
その昔、これがない60年代とかのクルマを知らなければまあそうでしょう。
現代が「けっこう」だとしたら「思いっきり」踏まないと止まれません。

ブレーキ油で塗装がふやけて、水でブラッシングしただけでこんなにはがれちゃったんですが
放置するとブレーキ油が侵入してマスターバッグまで壊れたのも見たことあります。
付いてるのが壊れると、付いてないの以上に踏まないと効かないという説が有力です。



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これ、マスターシリンダーという、ペダルの力を油圧として各輪ブレーキへ送る一種のポンプ。
これがさっきのに刺さってるんですがここから漏れるとだいたいがああいう結果になるの。



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塗装がないと錆びちゃうから塗っときたい。
外すのは手間だけど余計なとこが黒くなるとカッコ悪いので養生。



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テラッテラに厚塗りしてやったぜ。



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てのはそれはそれでカッコ悪いから乾けば元のに近い艶消しで塗ってます。
ご自分でワイパーアームなんか塗るときも、お店で艶無しとか艶消しという黒が売ってますんでどうぞ。



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ま、こんな奥だから騒ぐほど目立ちませんが。



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ドラムブレーキあるある。
真ん中の穴とハブの付近が錆びてドラムが抜けないときは
そんなときのためのネジ穴にボルトをねじこんで抜きますが



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ねじ込んだボルトは奥のハブに当ってむりくり回されるので
先がつぶれてしまって、反対側のドラムにも使おうとするとネジが噛まないのもまたあるある。
なのでちょい加工して何度も使うちょっとねちっこいボク。
先に雄ねじ修正用のダイスを仕込んどけばストレスフリー。



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多くのクルマに付いてる片押しキャリパーの場合
ピストン側のパッドが先に減るのはある程度しょうがないんですが
さすがにここまでだとちょっと見過ごせません。



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赤いとこが本来あるべきディスクの肌、光ってる状態。
他は錆びてザラザラの肌、いわばパッドにとってはやすり状態。
これはなぜなのか分かりませんが、外側がきれいでも内側がこうなってるケースが多く
オーナーが全く自覚してないことがほとんどで、告知に神経をつかいます。
この6発レガシーのオーナーは自ら異音にお気づきで「良く診ろ」とのご指示でスムースでしたが。


ただ気を付けるべきは、上記全ての状態で車検は合格しちゃいますので
直さない場合は覚えておいてそのときに備えていただくということ。



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これはもう限界を超えてパッドの土台(金属)とディスク(金属)がこすれて「ザー!」ってなってたミラ。
近く乗りかえるから乗ってていいかと電話がありましたが聴いたことない音だと言うので強制召喚。



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移転のごたごたでも捨てなかった重てえ箱複数。



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引きずりで二枚だけダメになったやつなんかを取っておいたのは
年中無休を謳ってるから部品屋さんが休みの日にもせめて応急処置するためで
今回はその目的とは違うけれどお得意さんだからと一応見る。



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自分で書いたと思われる車種はEKワゴンだが印刷はミラっぽい。



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合った。しかも内外異型の欲しいほうだけ入ってた。
近く乗りかえるそうなのでやられて間もない、しかもフィンなしソリッドのディスクは研磨で対処。
なんてラッキーボーイ。オレもオーナーもおじさんだけど。



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こういう頭の怪獣いたよね。
意外に思われるかもしれませんが、こういう正面アップの猫撮影は難しいんです。



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高さを合わすためしゃがんで距離を詰めようとするとあっちから突進してきて



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ちょい触れで陣取るから。



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そして始まる尻尾しばき。付近の小石も飛ぶ勢い。




















出来そうにないので

  • 2017/10/01(日) 19:04:24

作業の感じから言ってちゃんとした記事が書けそうにないので猫で濁させてください。
過去ちゃんとしたかどうかは別として。



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・・・失礼します。

F6A 4V オイル下がり

  • 2017/09/24(日) 18:33:15

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代車のF6Aのバルブシール交換をしています。
「しています」てのはまだ終わってないということです。
ターボ付きの2バルブならカムシャフトもついたまま出来そうですがこいつは4バルブ。
3発だから計12個てのも憂鬱ですがカムシャフトを外さないとダメってことはタイミングベルトもってこと。



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7月に添加剤投入で一旦は良くなったものの
それからわずか1000kmほどで、またアイドリングでの白煙が目に見えるように。
腹立つので、はなからヘッドおろしなんて気はありません。
なので持ってなかった加速装置を付けに歯医者へ加圧装置を作成から始めますわ。
セトモノってそこらのサンダーじゃ切れないのね。
でもそこまで切る必要はなく、欲しいネジはスポッと取れました。



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構成部品。
コンプレッションテスターのアダプターを使えるようにしとけば夢が広がるので
現車は12mmのところあえて14mmをベースにするところがワルよのう。



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要注意。
一気に付けちゃうとパイプとねじの中心が狂って使い物にならないっすよ。



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そんなに正確じゃなくていいけれど
せめて転がして目で見て振れがない程度には調整してから本付けを。



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予定通り14mmのネジを12mmアダプターで変換。



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この3本足は使用上あっても問題ありませんが



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アダプターがつかないので落しました。



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ちなみに、先日18Rエンジンで活躍した上のスプリング押しが大きくて爪を曲げて使ったらスベっちゃって
飛んだら二度と見つからない部品が飛びました・・・
なのでぴったり合う下のを作りました。



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プラグの穴に最初の道具でエア注入。
空気圧で、スプリングを外してもバルブが落ちないようにする方式ですが
昔からある方法でそれ用の道具も今は安く売ってます。



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拡大。強いて言えば腐って替えたバッテリー金具を使ってるのがオリジナルか。



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万が一加圧が抜けてバルブが落ちた時に備えてピストンはてっぺんにあったほうが安全。
3気筒は1番しか印がないのでそれぞれ独自にマーキングして安心。


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付いてるシールのなかには、指でくるくる回るものもありました。



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替えた新品は動く気配がないのでやっぱりダメだったんでしょう。
蛇足ですが指の変な傷は猫にやられました。


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地道に12個交換していきますが電話や突撃のないことを祈りつつ。
半分を過ぎたあたりで慣れてきて急に加速します。
でも一個部品が飛んで終わらないのでやっぱりアンニュイ。

と言う感じでいちいち書かない整備もちょくちょく施して維持してますんでお手柔らかに。



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おりゃ。猫を飼うならまずやるであろう秘孔突き。
















見えないもの

  • 2017/09/17(日) 17:40:38

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前にも書きましたが20Lのオイル缶から出しきれないものはあとで回収しています。
構造上出口をキワにつけられないのでキワぎりぎりに穴開けると思ったより出ます。
最近気づいたんですが、こんなんなって安心して放置して帰った翌朝あふれてることがあるのは



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こういうことなんだなと。
どういうことかって?しょーがねーなー
じっと見てるとですね、一滴落ちるのにしばらくかかるようになったあと
いきなりチャ―ッと数秒出てくるというのを何度も繰り返してるんですよ。



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たぶんこういう強度を出すための出っ張りが浅いダムになって
あふれるときはある程度余計に追従して一定量流れるんだろうなと。
もちろん気温で粘度が変わるしそのたび違う大きさの開けた穴から空気も入るから
思ったよりいろんな要素が関係してるのねーと。

ほぼ重力しか働いてないこんなもんでも思ってないことが起きたりするんで
燃料焚いてそれを動力に変えて空気抵抗やら受けながら100キロ以上も出すクルマの修理って
想像から始めてデータを採って現実に合わせたりって案外アーティスティックじゃない?

すみません、仕事の写真がないんでムリしました



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この乗っけた手がたまらんのよね



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ふんばるから刺さってんだけど足のツメは歩くとちょっと丸くなるみたい。
ただでさえ人の都合でオペしてるし室内猫じゃないしどうしても切る気になれません。



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ひょっとして肉球洗ったら黒くないんだろうか。

人の仕事

  • 2017/09/11(月) 18:47:20

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マフラーみてくれと来られたテリオスキッド。
長ーい部品ですがタイコとパイプのみの構成なので純正でも3万にも遠く溶接機の出番なしか。
触媒が付いてると急に高くなります。
白金(プラチナ)というレアな材料を使ってるからだそうです。



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もげたのは前端の取付金具部分ですがちょっと再利用も厳しく
手持ちの中古マフラーから合うのを切って直したりすると新品の半分を超えそうだし。



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乗り換えの予定もないとのことで、お得なジェネリック新品であっさり終わって良かったんですが
付いてた古いのを品定め(材料として生きる部分はないか)してたら驚きの事実に遭遇。
3か所も直した跡がある。
しかも穴の付近を部分盛りじゃなく全部当て板で補強してある。
こんなにぐにゃぐにゃに曲がったパイプなのに。
見た感じ、平らな板を叩いて合わせたふうでもない。



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ここなんか、直したあとに吊り金具を戻すという手間までかけて。
ちなみにその全てが今も、どこにも漏れが見当たらない。
恐れ入りました。
かつて見た人の直したマフラーで最も出来が良く
かつ、悪く言う要素が全くない唯一の事例。
しかも新品が高くないから、ひょっとして車検のついでなんかで数千円しかもらってないのかも。

当たり前だけど自分だって人に教わったんだから唯一無二の技法なんかじゃないわけですが
なんかあれだ、絶滅したはずの日本カワウソの痕跡を見たような気分だ。



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というわけでいつ誰に見られるか分からないので
車検で外しただけのパッドの塗装の剥がれを均して



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並べて



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塗っときました。
立ててやったほうが塗料の無駄が少ない気がします。

動機はともあれ人の目を気にして仕事すると
結果的にお客さんにとってもいい結果が出ると思います。
だってぶっちゃけ人のクルマに興味ないじゃん?言っちゃった・・・



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なんのポーズですかー



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相変わらずごろごろしてても猛獣顔だな・・・












僕の大好物

  • 2017/09/04(月) 13:48:45

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20年以上も放置後(!)自力でキャブを清掃したりして乗ったけどいまひとつスピードが出なくて
いじってるうちにかかりもしなくなっちゃったとのことです。
宗ちゃんが嫌がったと伝わる当時異端の2サイクル。



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プラグに火は飛んでるし圧縮もビンビンだけど
外したそのプラグはしこたまのキック後も乾いてるんでキャブだろうと。
本田技研の創業者をちゃん付けで呼べるのは生前校長を務められたその学校のOBだから。許されてないけど。



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念のためバラバラにして詰りの有無を見ましたが特になんもなく。
唯一おかしいのはフロートレベルでした。
なぜそうなるのかは人為的なもんだと想像するにとどまるわけですが
オーナー提供のデータに従ってキメました。
これが底まで沈み切ってやっと燃料が出るような状態だったので訴えとも一致してるし。



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が・・・かかる気配まるでなし。
というか単発とはいえたかが2スト250のキックが意外と重くて10回とか連続はムリ。
疲れてくると近くのマフラーとかフレームにくるぶしなんかがさわってイタイイタイ・・・
なので手動での初弾装填でラクしようそうしよう。



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やり方はいくつか考えられるけどこれが一番確実だろう。

一度火が入ってキャブから混合気が出てこいば(誤記じゃない)あとは
待ちわびて目を覚ましたエンジンは次からキック程度の初速でもたやすく吠えてくれるって寸法だ。

・・・なわけなかった。
気付けの燃料が尽きると、期待と言う名のワイヤー直結のニードルバルブは熱き血汐にふれも見で虚しく空を切るって有様だ。









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ここでついに、あって欲しくはなかったから後回しにしたこの奥の回転軸のシールに注目。
実はこのカバー、来られた時点で点火用ポイントを見るために外れてたの。
この中はオイルじゃなく空気だけど組んじゃえば密封された空間。
疑われるシールがダメだとそこから余計な空気を吸っちゃうから本来吸うべきキャブから満足に吸えないの。
紙パックに付いてるストローの伸ばし具合が悪いとうまく吸えないアレね。



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つーことで蓋を閉めて密室になれば内部に空気があるとはいえ入り口がないから流路として成立しない。
すると本来の流路であるキャブにいい風が吹いてガソリンだって思わずジェッタシーってなもんだ。
でもー、もう足が痛いからまたプラグ抜いて気付けの一杯は入れてかけたで。キャブイズフリーダム。
*これ、修理じゃなく検証が出来たにすぎません。
*お向かいさん、うれしくて外で白煙あげてすみませんでした。二度としません。

気を良くして、来たとき車体が45度くらい傾いてたのを直したぜ。おまけね。
かからない・動かないは大好物。



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珍しくこの体勢で固まってたので撮れました。



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こんな感じの、おー走ってる!っていう毛虫いるね。